マン・オブ・スティール


 2016.7.9      飛び立つ瞬間の映像がすごい 【マン・オブ・スティール】

                     
マン・オブ・スティール [ ヘンリー・カビル ]

■ヒトコト感想
誰もが知るスーパーマンのルーツがここにある。クラーク・ケントが特殊な力をもち、スーパーマンとして自覚し活動するまでを描いた本作。まず、映像のインパクトがすさまじい。クリプトン星での不思議な映像とマトリックス的な近未来なシステム。そして、圧倒的に強いクリプトン星人たち。スーパーマンがその力をはっきする場面もまたすばらしい。

飛び立つ瞬間の地面が揺れ動く迫力。飛ぶときのスピード感。そして、敵との対決の激しさ。自分の特別な力を隠しつつ、人類の存亡を賭けた戦いに挑む。ゾッド将軍との対決もそうだが、宇宙空間でさえも自由自在に飛び回るスーパーマンの特別な力に圧倒されてしまう。もはや敵なしな状態なのは間違いない。

■ストーリー

幼い頃から超人的な力を持つ少年、クラーク・ケント。彼は親との約束でその特別な力を封印し、孤独な少年時代を過ごした。成長し、クラークを守ろうとして死んだ父の「使命を突き止めろ」という教えに導かれて放浪の旅に出た彼は、遂に自分の真実を知る。

爆発寸前の惑星クリプトンで、実の父親が生まれたばかりの彼を地球へ送り出したのだ。己の正体を知り、葛藤するクラーク。しかしその時、クリプトン唯一の生き残りであるゾッド将軍と反乱軍がクラークが地球にいることを突き止めた。それは、人類の存亡を賭けた闘いが始まることを意味していた――!

■感想
スーパーマンがどのようにして生まれたのか。クリプトン星の生き残りとして地球へと降り立ち、地球人として力を隠して生活してきたクラーク。幼少時代から自分の力を隠しながらの生活に苦悩する場面が描かれている。

確かにありあまる力を発揮できず、周りからは無能と思われることに耐えるのは辛い。父親に厳しくしつけられたクラーク。強烈なのは、竜巻が発生し、父親が巻き込まれる場面だ。クラークの力であれば問題なく父親を助けることができるが、父親はクラークを止める。涙を誘う場面だ。

クリプトン星の生き残りであるゾッド将軍たちとの戦いは衝撃的だ。近未来感抜群の雰囲気の中、クリプトン星人のかっこよいスーツが印象的だ。クリプトン星の宇宙船もまた、甲殻類を思わせる黒光りした乗り物であり、飛び立つ姿がすこぶるかっこよい。

本作では飛び立つ姿がすべてかっこよい。スーパーマンが飛び立つ瞬間は、地面が激しく揺れ、砂埃が上がりあっという間に空中へと飛び立ち、またたくまに目的地へ到着してしまう。クリプトン星人との戦いにしても、ビルをぶち壊しながらの激しい戦闘が見ものだ。

ゾッド将軍たちとの戦いを終え、新聞社で働くクラーク。ここからスーパーマンへと繋がっていくのだろう。スーパーマンは自分の生まれ故郷であるクリプトン星人たちよりも力強く、地球で戦う限りは無敵かもしれない。クラークはモラルがあるためにそこが弱みとなる。

無敵すぎる存在としては、どこかに弱点を作る必要があるのだろう。ゾッドたちの近未来的というか、異星人のコスチュームがかなりかっこよいので、スーパーマンの胸にSのマークがついたスーツがやけにダサく見えた。

何より映像のインパクトがすさまじい。



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