マジック・マイク


 2017.5.24      衝撃的なストリッパーのダンス 【マジック・マイク】

                     
マジック・マイク [ チャニング・テイタム ]
評価:3

■ヒトコト感想
主役のマイク役のチャニング・テイタムの実体験が元になった作品。実業家の顔と売れっ子ストリッパーの顔をもつマイク。フラフラと定職につかないアダムをスカウトし、ストリッパーの世界にアダムが入りこみ、マイクはフェードアウトしていく物語だ。

すさまじいのは男性ストリッパーの世界だ。特にマイクのダンスはすごい。筋肉隆々の肉体が激しいダンスを踊る。女性でなくとも目は釘づけになってしまうだろう。アダムは一夜にしてスターとなり、お決まりどおりドラッグや女により堕落していく。マイクがトップストリッパーでありながら、将来のことを考え活動しているのがポイントだ。マイクとアダムの対比が強烈に描かれている作品だ。

■ストーリー
自称・青年実業家のマイク(チャニング・テイタム)は、“マジック・マイク"として女性たちを熱狂させる人気ストリップ・ダンサーという顔を持っている。ある日、知り合った19歳の青年アダム(アレックス・ペティファー)に才能を感じたマイクは、クラブに彼を連れていく。アダムはマイクが見抜いた通り、即興で大胆なヴァージン・ステージを飾り、クラブの一員に迎えられる。

そしてマイクの手ほどきで人気ダンサーになっていく。大金・女・クールな仲間との付き合いにどっぷり浸かっていくアダムと裏腹に、マイクはアダムの堅実な姉と知り合い、自分が本当に求める人生に気づき始める――。

■感想
男性ストリッパーの世界を描いた作品。女が熱狂する男性ストリッパーの世界。一昔前に日本でも流行ったようなパターンなのだが…。そこで一夜にしてスターとなったアダム。仕事の続かないダメ人間だったアダムが、ストリッパーの世界で大金・女・ドラッグにまみれていく。

そして、その世界にアダムを連れ込んだマイク。アダムの姉とマイクはただの知り合いだったが、マイクは次第に堅実なアダムの姉に惹かれていくことになる。ある程度想定できる流れの物語だ。

ストーリーよりもなによりマイクのダンスがすばらしい。肉体だけを見せて終わりかと思いきや、激しくすばらしいダンスを披露する。マイク役のチャニング・テイタムは実際にこのダンスをストリッパーとして踊っていたのだろうか。

売れっ子であり、オーナーと利益の配分でもめたりと、ある程度お決まりの展開となる。次なる成功を求めてタンパからマイアミへと移ろうとするストリッパーグループ。そこにマイクは参加するか悩む。次世代のスターであるアダムと、堅実な商売を目指すマイク。このふたりの対比が強烈に描かれている。

ストリッパーは若い時しかできない仕事と割り切るマイク。新たなスターへの道を歩み出すアダム。将来どちらが成功するかはわからない。現実な道を選んだマイクが、アダムの姉に惹かれていくのは自然なことなのだろう。

その後、チャニング・テイタムが売れっ子俳優となっていることが、ある程度結果を証明したことになるのだろう。男性ストリッパーの世界は、実は非常に厳しく、毎日過酷な練習により体型を維持し観客を魅了するショーができるのだろう。

それにしてもマイクのダンスは衝撃的だ



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