ルーザーズ


 2016.5.13      狙撃手が超かっこよい 【ルーザーズ】

                     
ルーザーズ【Blu-ray】 [ ゾーイ・サルダナ ]

■ヒトコト感想
エリート特殊部隊「ルーザーズ」が、仲間の裏切りにより命を狙われることになる。ヘリを爆破され、死んだことになっている「ルーザーズ」。黒幕マックスを倒すためにひそかに策略を練る。特殊部隊チームが協力して敵を倒すパターンの物語だ。それぞれ役割が決まっており、IT担当、狙撃担当、格闘担当など。本作では黒幕であるマックスが冷酷非道な面をこれでもかとアピールしている。

核爆弾を手に入れようと相手と交渉するが、気に入らないとすぐに高層ビルから落としてしまう。武器を手に入れた際も、相手を皆殺しにし、金を払わずにすましてしまう。この圧倒的な悪に対して、同じくちょっと悪のルーザーズたちが立ち向かう。良くあるパターンだが、スタイリッシュな雰囲気をかもしだしている。

■ストーリー

ボリビアのジャングルに派遣されたエリート特殊部隊「LOSERS」のメンバーたちは、仲間に裏切られ命を狙われることに。その背後には、マックスと呼ばれる黒幕の存在があった。汚名を晴らし、マックスに借りを返すべく作戦を練るメンバーの元へ、謎の女が現れる…。

■感想
エリート特殊部隊が激しい戦いを繰り広げる。子供たちを助けるため、救出のヘリに乗せるが、そのヘリが爆破されてしまう。本来ならルーザーズたちが乗るはずだったヘリだ。仲間の裏切りにより逃げ出さざるお得なくなったルーザーズたち。

ここから黒幕であるマックスを倒すために一致団結することになる。バラバラとなったルーザーズたちが、それぞれの個性を活かしてダラダラと生活している場面が良い。いかにも凄腕の傭兵たちの休日といった感じがある。そこにひとりの女がやってきて…。

黒幕であるマックスの存在感がすさまじい。紳士的な表情をしながら、相手に有無を言わさぬ冷酷非道さ。何かを交渉するにしても、相手がひとたびNOと言おうものなら、たちどころに相手を排除してしまう。側近の男が先走るのもあるが、そのことに対して顔色ひとつ変えないマックスが恐ろしい。

核爆弾を手に入れようと画策するマックス。交渉相手に対して銃をつきつけ、起爆装置を起動させると、すぐさま相手をお払い箱にしてしまう。この圧倒的な悪に対してルーザーズはどうしても小物感が拭い去れない。

ルーザーズの中では狙撃手が最高にかっこよい。カウボーイハットを被り、超長距離から相手を狙撃する。最高なのは、味方が敵に囲まれ、絶体絶命のピンチに陥ると、必ず窓を背にして立つ。すると、隣の高層ビルから狙撃し仲間を救い出す。

結局のところ大事な場面では必ずこの狙撃手が敵を倒してしまう。ルーザーズたちの少しコメディチックなやりとりと、圧倒的な悪との対決は見ていて楽しくなる。ラストの結末を見ると、もしかしたら続編があるのでは?と思わせる流れとなっている。

もしかしたら、新メンバーを増やして続編というのはありかもしれない。



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