2017.6.5 架空のヒーローたちが大暴れ 【リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い】
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評価:3
■ヒトコト感想
架空の物語のヒーローたちが集まり、悪の軍団と闘う。ヒーローチームがわかりやすい正義のヒーローではない。ジキルとハイドやトムソーヤ、吸血鬼にネモ船長。不死身の男に透明人間など、それぞれには個性がある。悪の軍団のボスは鉄仮面をつけたファントム。善悪がはっきりし、善のチームは高性能の車や潜水艦ノーチラス号を使ったりと、戦いに対するメリハリがはっきりしている。
ただ、本作の主役であり、ヒーローチームのリーダーでもあるショーン・コネリーの役がなんだかよくわからない。見た目は普通で銃の腕がすばらしい。吸血鬼や透明人間などと比べると主役のはずなのにインパクトが弱い。ネモ船長は見た目キャラ立ちしているが、なにより持っている戦力がすばらしい。そう考えると、このチームはバランスがとれているのだろう。
■ストーリー
時は1899年。ロンドンの中心部にある英国銀行が謎の軍団によって襲撃された。その軍団は鉄仮面のリーダー“ファントム”を筆頭に超近代兵器で武装し、金塊や札束や宝石類には手をつけず、古い海上都市の設計図面だけを盗んでいった。英国政府は、アフリカで悠々自適の生活を送る伝説の冒険家アラン・クォーターメインのもとに使者を送り、世界大戦の勃発を防ぐため、超人的な能力をもつチームのリーダーになることを依頼。
対岸の火事でないことを身をもって悟ったクォーターメインはロンドンヘ向かう。秘密会議の席上、軍事情報部の“M”と名のる男は、ヨーロッパ国家間のテロ行為の黒幕が、“ファントム”であることを説明し、間もなくベニスで開かれるヨーロッパ列強による極秘の和平会議の妨害を阻止するよう命じる。
かくしてクォーターメイン以下、潜水艦ノーチラス号のネモ船長、透明人間のスキナー、半吸血鬼のミナ、不死身の男ドリアン・グレイ、アメリカの諜報員トム・ソーヤー、ジキル&ハイド氏の7人は、“ファントム”の野望を阻むため、世界を股にかけた戦いの旅に出るのであった……。
■感想
架空のヒーローたちが集まり、悪の組織と闘う。ヒーローはイメージしやすいヒーローではない。吸血鬼や不死身の男に透明人間。少し毛色が変わってネモ船長、ジキルとハイド。さらに、なぜここにいるのかわからないトムソーヤ。それぞれ個性があり、その個性を活かして戦うのだが…。
トムソーヤの個性が最後までよくわからなかった。主役でチームのリーダー格であるショーンコネリーの役とトムソーヤだけは、見た目は普通の人で銃の腕が素晴らしいというだけなのだろうか。その他のヒーローたちは特殊能力がわかりやすい。
悪の組織のボスは鉄仮面をかぶったファントムだ。ヒーローチーム内部にスパイがいるということで、悪と戦いつつも、チーム内で不協和音が生まれてくる。どうしてもわかりやすいヒーローにばかり目が行ってしまうが、地味にネモ船長は重要だ。
高性能な車をもち、ノーチラス号で世界を股にかけて移動する。ネモ船長の特殊なマシンにより戦いは、肉体だけでなく大掛かりなものになっている。悪の組織の目的がはっきりしてからは、より戦いが激しくなり、アクションシーンとして見所がたっぷりある。
最もインパクトのあるヒーローは間違いなくジキルとハイドだ。ハイドに変身した時のインパクトある見た目は強烈だ。人格が変わるだけでなく、肉体も変わる。筋肉、特に腕の筋肉が極端に盛り上がり、まるで超人ハルクのような見た目となる。
そして、もはやお約束だが、変身しても下半身だけは変わらずパンツが破れることはない。地味なトムソーヤなどと比べると、映像的なインパクトのある吸血鬼や透明人間の方が目立っているが、活躍するのはトムソーヤという、なんだか釈然としない展開だ。
架空のヒーローたちが大暴れするアクション映画だ。
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