クーリエ タイムリミット60HOURS


 2017.7.23      衝撃的なイーヴルの正体 【クーリエ タイムリミット60HOURS】

                     
DVD▼クーリエ タイムリミット60HOURS
評価:3

■ヒトコト感想
通称クーリエ(運び屋)に依頼がくる。それは暗黒街のアンタッチャブルであるイーヴルを探すこと。まず、冒頭からクーリエの仕事が描かれており、特殊な仕事だということがわかる。そんなクーリエにロシア人から制限時間つきで依頼がくる。イーグルの姿を見た者はみな死んでいく

非常にミステリアスな展開で、ラストのオチまで、イーヴルの正体が気になって仕方がない。それが、オチが判明すると、なんだかあまりに突飛な状況に驚いてしまった。それまでオチへ繋がる伏線が張られていれば、それなりに納得できるのだがまったくなかった。次々と現れる殺し屋を返り討ちにしながらクーリエがたどりついたオチは…。確かに衝撃的な真実だ。

■ストーリー
世界最高の"運び屋(クーリエ)"の前に謎の男が現れる。男はスーツケースを渡し、こう告げる「宛名は"イーヴル・シヴル"、どこにいるかはお前が調べろ。期限は今から60時間だ。」"イーヴル・シヴル"は暗黒街に君臨する帝王だが、その姿を見た者は全て死んでいる、裏社会から恐れられる存在だった。

クーリエは数少ない手がかりを頼りに全米を飛び回るが、その行く手に次々と殺し屋が現れる。そして、組織からも警察からも追われ、クーリエが辿り着いたのは、驚愕の真相だった!

■感想
クーリエに舞い込んできた依頼は、ロシア人による激しい脅しによるものだった。暗黒街の帝王であるイーヴルを探し出す依頼。FBIなどが追いかけても捕らえきれない存在であるイーヴル。クーリエが調査する過程で、様々な殺し屋がクーリエの前に立ちはだかる。

姿の見えない巨大な権力は恐ろしい。クーリエの混乱がそのまま観衆にも伝わってくる。帝王イーヴルとはどんな人物なのか。シルエットだけを見せる演出をしながら、イーヴルの存在をにおわせている。

イーヴルの不気味さと殺し屋の恐ろしさは際立っている。クーリエを追い詰める殺し屋は多種多様だ。特に、夫婦の殺し屋は拷問を駆使してクーリエを追い詰める。これらの殺し屋を使いこなすイーヴルはどんな人物なのか。

後半になってもその姿は見えてこない。ここで、新たな人物の名前が登場し、イーヴルは死んでいるという情報がでてくる。ここが物語のピークだろう。ミステリアスな展開の答えが、すぐ近くに迫っているというワクワク感がある。

オチは確かに驚くのだが、「突然そのオチか?」という驚きの方が強い。それまで特別な伏線がない状態で、突如ふってわいたようなオチとなる。イーヴルの正体も判明するのだが、計算されたオチという感じはない。

観衆を驚かせるために、突拍子もないオチを突然披露したというような印象だ。普通に考えれば、イーヴルは今まで登場してきた人物の誰かだというのは想定できる。イーヴルが死んだという噂も納得できるのだが…。

オチへ繋がる伏線がもう少しあれば納得できたかもしれない。



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