キス&キル


 2016.8.13      ご近所さんが暗殺者 【キス&キル】

                     
キス&キル [ キャサリン・ハイグル ]

■ヒトコト感想
ちょっとおバカな明るいラブコメアクションだ。ジェンがバカンス先で出会ったのは、理想の男・スペンサーだった。ふたりはデートを重ね、あっという間にゴールインしてしまう。が、実はスペンサーはCIAの凄腕スパイだった。スペンサーは足を洗い、平凡な生活を続ける。

問題はちょっと義理のお父さんとうまくいかないくらい。軽い感じのラブアクションだ。ジェンとスペンサーのラブラブっぷりと、ご近所さんや同僚などとごく普通の生活をする。が、スペンサーが何者かに命の狙われ始めると流れが変わってくる。何も知らないジェンを巻き込みご近所さんが実は暗殺者だったという流れでハチャメyチャなアクションが始まる。

■ストーリー

ジェンは失恋の傷を癒すバカンス中、信じられないほど素敵な男性スペンサーに出逢う。ひと目で恋に落ちたふたりは、美しいリゾート地でデートを重ね、見事ゴールイン。優しくてハンサムな夫との夢の新婚生活。しかし、彼には、平和な日常を一変させる、ある“危険"な秘密があった…。なんとスペンサーは、元・ CIAの凄腕スパイだったのだ! 彼の命を狙う敵を相手に、ジェンも銃を手にして戦うはめに。一筋縄ではいかない二人の愛が、今、試される!

■感想
ジェンは運命の男・スペンサーと出会う。このスペンサーがイケメン、筋肉ムキムキ、そして優しいと非の打ちどころがない人物だ。スペンサーとジェンはいかにもアメリカの幸せなカップルという印象だ。ジェンは裕福な家庭に育ったので、生活ぶりはかなりゴージャスだ。

家ではスペンサーの誕生日にサプライズパーティーを開いたり…。そんな状況でありながら、スペンサーは義理のお父さんが少し苦手だったりもする。そして、幸せな状況から一変するのは、スペンサーが同僚から狙われてからだ。

本作のポイントは普通に生活していたはずが、実は同僚が隠れた暗殺者だったり、ご近所さんがスペンサーを狙う殺し屋だったり。スペンサー周辺のごたごたにジェンが巻き込まれる場面が秀逸だ。非の打ちどころのない完璧な夫のはずが、実は殺し屋だった。

ふたりのやりとりはまさにコメディだ。銃を手にしたことがないジェンが銃を手に逃げ回る。そして、義理の両親にも迷惑がかかるかと思われた時…。なんとも強烈なオチが待っている。スペンサーは自分だけがスパイと思いきや、実は…。

ジェンとスペンサーのやりとりが秀逸だ。そして、ごく普通のご近所さんがある時を境に突然殺し屋へと変貌するのもすさまじい。デブでくだらない下ネタばかりをくりかえしてきた同僚が、実は凄腕の暗殺者であったり。おバカなコメディとしての要素がたっぷりと詰まっている。

そして、スペンサーの男前っぷりが一段と際立ってくる。ジェンとスペンサーがいつまでもラブラブなのが、アメリカらしいというか、それが義務であるかのように振る舞っているのがハリウッド映画らしい。

おバカなラブコメアクションだ。



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