ジョン・ウィック


 2017.12.5      ボスの表情でジョンの凄さがわかる 【ジョン・ウィック】

                     
ジョン・ウィック [ キアヌ・リーブス ]
評価:3

■ヒトコト感想
伝説の殺し屋ジョン・ウィック。足を洗ったジョンは、犬とふたりで平穏な毎日をすごしていた。そんなジョンにマフィアのボスの息子が目を付け、襲いかかり車を奪い犬を殺してしまう。マフィアのボスは息子が手をだした相手がジョン・ウィックだと知ると、唖然とした表情となる。この場面が最高だ。ジョンの恐ろしさを良く知るマフィアのボス。実は元はジョンの雇い主だった。

裏の世界のルールの中で、淡々とひとりで復讐を続けるジョン。マフィアが束になったとしても敵わない。裏の世界の住人たちとジョンとの交流も面白い。あるホテル内では決して殺しを行ってはならない裏のルールがある。それを破ったとしてもジョンを殺そうと必死になる殺し屋たち。

■ストーリー
裏社会に語り継がれる一騎当千・伝説の殺し屋ジョン・ウィック。愛を知り、表の世界へと足を洗い平穏な日々を送っていた彼は、ある日、不運にも彼の愛するもの全てをマフィアに奪われてしまう。怒りに震え、心の奥底に封じ込めた"殺し屋の魂"を解き放ち、復讐のために独り立ち上がる。

■感想
犬との平穏な生活を続けるジョン。実は凄腕の殺し屋であったが愛を知り足を洗うことになる。ジョンの車に興味をもったチンピラが、ジョンの家に押し入り犬を殺し車を奪っていく。ジョンの正体を知らない哀れな男。実はこの男がマフィアのボスの息子であった。

息子を狙うジョンと、どうにかジョンを説得しようとするマフィアのボス。ボスの老獪具合から、ジョンの恐ろしさを感じることができる。ジョンひとりを恐れるマフィアのボス。ジョンのすごさが際立つ場面だ。

ジョンは淡々と殺しを続けていく。マフィアを絶滅させる勢いがある。マフィア側はジョンと同じく裏稼業の殺し屋を雇うのだが…。殺し屋同士の戦いの面白さがある。さらには、裏社会にもルールがあり、決して殺しを実行してはならないホテルもある。

そのルールを知りながらも、ルールを破ってでもジョンを殺そうとする殺し屋もいる。マフィアのボスが各方面にジョンの殺しを依頼するのだが…。裏社会ではマフィアよりもジョン側につくといった流れがある。

殺し屋との戦いに勝ち、マフィアのボスとは一旦休戦したかに見えたのだが…。冷静に考えれば車を奪われ犬を殺されたからと、マフィアを壊滅させるのは行き過ぎている。マフィアのボスがジョンを殺そうとしたというのはあるのだが…。

ジョンが寡黙でありながら、ひとりっきりでマフィアの巣窟へと入り込む。裏稼業の仲間たちが、久しぶりに戻ってきたジョンを歓迎しているのも良い。裏の仕事師たちからすると、ジョンは信頼できる同志なのだろう。

手を出したのがジョンだと知って慌てふためくマフィアのボスは秀逸だ。



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