ジョイフル・ノイズ


 2016.8.21      定番的ゴスペル映画 【ジョイフル・ノイズ】

                     
ジョイフル・ノイズ [ ザ・デレク・トラックス・バンド ]

■ヒトコト感想
小さな田舎町でゴスペルコンテストに聖歌隊が参加する。田舎町、黒人、ゴスペルとくればもう想像できるパターンは決まっている。聖歌隊内部でのいざこざと、若者たちの恋愛、そして、困難を乗り越え最後にはみなで協力してゴスペルコンテストに参加する。

この手の定番的流れは、誰もが想定したとおりの結末となる。それをわかっていても楽しめるのが特徴かもしれない。特に聖歌隊がゴスペルコンテストで熱唱する場面は、感動を引き起こす。それまでがお決まりのパターンであっても、歌のシーンはやはり迫力がある。この手の作品が嫌いな人は、そもそも本作を見ないだろう。ゴスペルのシーンを楽しめなければ、見る必要はないだろう。

■ストーリー

舞台はジョージア州の不況にあえぐ小さな町。人々は教会の聖歌隊に夢を託し、全米ゴスペルコンテストの“ジョイフル・ノイズ"に優勝すれば、町に活気が戻ると信じている。ところがリーダー格の女性同士が対立。伝統的なスタイルにこだわるヴァイ・ローズ(ラティファ)に対し、気の強いG.G.(パートン)は思い切った改革を主張。果たして歓喜の歌声は響くのか?

■感想
不況にあえぐ小さな町の楽しみといえばゴスペルしかない。町の聖歌隊がゴスペルコンテストに参加するために日々練習を繰り返す。が、高齢なリーダーの死から、リーダー格の女性同士が対立する。そこで、恋愛関係にあった子供たちも、なぜか同じくうまくいかない。

すべてがチグハグする中で、ほんの少しのズレを修正しようとする。歌の迫力ですべてをごまかしている。ちょっとした恋愛模様が描かれているが、このあたりはありきたりでしかない。

今までと同じように練習しコンテストに参加しようとする勢力と、改革を主張する勢力。どちらの言い分もわかる。が、協力しなければコンテストで優勝はできない。子供たちの恋愛もうまくいかず、争いが絶えない。

お互い気になるのに仲よくできないモヤモヤ感は、すべてゴスペルで吹っ飛ばしている。登場人物たちはすべてさわやかで好感がもてる。黒人がゴスペルを歌うだけで、そのパワーから感動してしまうのはなぜだろうか。「天使にラブソングを」的なイメージがすりこまれているからだろうか。

この手のミュージカル調の作品が嫌いな人は、そもそも本作を見ないだろう。本作を見るということは、ゴスペルやその手の作品に興味がある人だけだ。となると、ありきたりな展開だろうが、ラストのコンテストでの感動的な歌により、気分よく見終わることができるだろう。

そもそもの声量がすさまじい。体格的にも迫力がある。このパワーは日本人では出せないだろう。白人も参加してはいるが、やはり黒人の迫力には到底およばない。本場のパワーに圧倒されてしまう。

定番だが好きな人にはたまらない作品だろう。



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