一歩先のシゴト力


 2015.12.11      何かをやるときのモチベーションになる 【一歩先のシゴト力】

                     
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■ヒトコト感想

この手の自己啓発モノを読むと、共感できる部分や、目からうろこが落ちるような内容に驚くこともある。かと思うと、わかりきったことが書かれている場合がある。その他大勢から抜け出すための21の力というのは、どのようなものなのか。読むと、自分が日々実践していたこともある。そして、こうしなければ、だとか、こんな考えもあるのか、という驚きもあった。

最初は婦人服売り場を担当していた作者がどのようにしてキャリアアップしてきたのか。作中に登場する例は、かなり前向きというか、すべてにおいてパワーがなければできないことのような気がした。今すぐ実践するにはハードルが高いが、頭の片隅に置いておくだけで、何かしら変化がありそうな言葉の数々だ。

■ストーリー

あなたの仕事力を衰えさせているのは、実はハウツーやテクニックといった「ビジネススキル」だった!その他大勢から脱け出すための「本当に効く」21の力を明かす。

■感想
言葉と共に、例として出してくる内容が多岐にわたっている。経営者幹部の実例もあればマンガまである。マンガの内容がどれだけビジネスに関係あるのか?と思うかもしれないが、意外なほど心にすんなりと入り込んでくる。

特に印象的なのは、ビジネスを起こすような人はアイデアマンばかりではないと言う部分だ。必ずしも先進的なアイデアを出せるからビジネスを起こしたわけではない。実際に実行したからビジネスとして成功したというのがある。確かに、実践するのはかなり難しいことなのだと感じた。

仕事に行き詰まりを感じている20代、30代が自分の殻を破るためのきっかけとなるような言葉がある。わかりやすい例をだしながら、仕事に対して新たな活力がわいてくる。「目の前のことをやる力」というのがあり、まずは少しづつでも目の前のことをやっていくことが大事だとわかる。

非常に基本的なことだが、忘れかけていたことかもしれない。結局のところ、人間力というか、人の個人の胆力のようなものが試されているのかもしれない。成功する人には、誰もがすばらしい人間力を持っているような気がした。

本作に描かれていることで、自分がすでに実践していたこともある。ひとつのことを地道に続けることが大事だという記述があり、それを実践している。時にくじけそうになる場合もあるが、強い心を持ち続け、ひたすら継続することが必要だ。

本作のような自己啓発の本に、自分が今までやってきたことが描かれていると、間違っていなかったのだと勇気がわいてくる。さらには、今までどおり継続していこうという気持ちになる。強烈なインパクトはないのだが、何かをやるときのモチベーションになるのは間違いないだろう。

何かしらやる気が起きるのは間違いない。



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