2018.1.3 フワフワしたCGのペンギンたち 【ハッピーフィート2 踊るペンギンレスキュー隊】
ハッピー フィート2 踊るペンギンレスキュー隊 [ エイヴァ・エイカーズ ]
評価:2.5
■ヒトコト感想
CGアニメとミュージカル。このふたつが融合した作品だ。どちらも好きではない人は、もしかしたら見ない方が良いかもしれない。ストーリーとしては、簡単に言うとペンギンの群れが巨大な氷の割れ目に置き去りにされ、それを助けようとするマンブルやその他の動物たちという流れだ。大量のペンギンが孤立する。このままいくと食料がないため餓死するしかない。
そんな状況をタップダンスで解決するという、なんだか嘘みたいな話だ。基本は皇帝ペンギンが主役の物語だが、オキアミやゾウアザラシまでも巻き込んだ生命讃歌のような印象すらある。ペンギンたちのCGはフワフワして柔らかそうだ。純粋なアニメとして楽しむよりもミュージカルの色合いが強いだろう。
■ストーリー
タップダンスの達人マンブルは、幼い息子エリックがダンス嫌いという悩みを抱えている。ダンスをしたくないエリックは練習から逃げ出し、飛べるペンギン、マイティ・スヴェンと偶然出会う!
いかにタップダンスの達人マンブルといえども、このカリスマ性たっぷりの飛べるペンギンの前では、息子エリックにとってちっぽけな存在にすぎない。
そんなとき、強大な力によって世界が揺り動かされ、あらゆる状況がどんどん悪い方向へと進み始める。 世界を救うため、小さなオキアミから大きなゾウアザラシまで、あらゆる種類の生き物たちが集結してペンギン国の仲間たちと一致団結。その先頭に立って正義のために立ち上がろうとするマンブル。そんな父親の“ガッツと勇気"ある姿から、エリックは本当に大切なものを学んでいくのだった。
■感想
皇帝ペンギンのマンブルと息子のエリック。マンブルはダンスの達人だが、エリックはダンスが好きではない。CGのペンギンが激しくダンスをする。アニメのストーリーとしての面白さはほぼない。ミュージカルを楽しむ気分で見るのが良いのだろう。
ペンギンやゾウアザラシ、クジラだけでなく、オキアミまで。極小のオキアミがリアルに描かれると、なんだか気持ち悪いエビのように見えてしまう。オキアミからクジラまで、この世界は様々な生物たちであふれているということだろう。
皇帝ペンギンの群れが氷山の崩壊により孤立してしまう。周囲を高い氷山に囲まれ外にでることができない。となると餌の魚が採れないので大量のペンギンたちは餓死するしかない。そこで助けるのは、偶然別の場所にいたマンブルだ。
他のペンギンたちに助けを求めたり、人間たちに助けを求めたり。アニメ的なのは、マンブルたちが一斉に踊り始めると雪の粒が氷山に囲まれた中に落ち、うまい具合に坂道となりペンギンたちが脱出できるかも?という場面だ。さすがにそれはないだろうと思ってしまう。
最後は生物たちが総出でペンギンたちを助けるという図式となっている。ありきたりかもしれないが、ちょっと感動してしまう。そして、本来ならペンギンの敵になるはずのゾウアザラシまでもが協力しペンギンを助けようとする。
CGのペンギンたちの可愛らしさと、ゾウアザラシのリアルな質感、さらにはオキアミが予想外にエイリアン風ですごいというのがある。普通に考えると極小のオキアミのことを気にする人はいないだろう。それでも、思わず目がいってしまうのはオキアミの映像だ。
CGのペンギンの毛がフアフアしているのが良い。
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