ハーバードの心理学講義 


 2017.8.23      人気教授の権威ある授業 【ハーバードの心理学講義】

                     
ハーバードの心理学講義自分の価値を最大にする[ ブライアン・R・リトル ]
評価:2.5
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■ヒトコト感想
心理学講義というタイトルがついているので、それなりに心理学についての教科書のような雰囲気はある。自分が「外交的」か「内向的」かなどは、誰もが考えたことがあるだろう。特別な時だけ外交的になれたり、内向的から無理して外交的になる瞬間だったり。中身は割と当たり前のことが書かれている。

ただ、外交的がすべてにおいて良いわけではないということや、破天荒で周りになじめない独創的な人物に向いている職業なども語られている。ただ、特別新しいことではない。なんとなくうっすらと日々感じていることが、体系的に描かれているといった感じだろうか。ハーバードで3年連続人気教授に選ばれた授業はどのようなものなのか。実際の授業と本はまた違うのかもしれない。

■ストーリー
「本当の自分」にはどんな能力があるんだろう?ハーバード大学卒業生による投票で3年連続人気教授に選出された著者による、パーソナリティとウェルビーイングの関係を科学的に解明した最新刊!BBC、ニューヨークマガジン、ハフィントンポスト、フォーブス等、各メディアで絶賛された今年もっとも読むべき1冊!

■感想
ハーバードの人気教授の講義が一冊の本になる。内容は誰もがイメージするような心理学の雰囲気がある。いくつかの質問に答えて、自分はどんなタイプなのかを知るのは良くあることだ。それについて、このパターンはどのような特性があり、どういった職業に就くと良いなんてことが語られている。

まじめで計画通りに実行するタイプが社会人としては適している。破天荒で自由気ままにクリエイティブな作業が得意な人は、なになにが向いている。わりと想定できるようなことが描かれている。

本作を読んで特別目からうろこが落ちるようなことはない。ただ、作者は本来は「内向型」でありながら、授業や講演会などでは「外交型」になるというのがある。いざという時に気持ちを盛り上げ「外交型」となり発表を行う。

ただし、常に気を張って本来は「内向型」の人物が「外交型」で振る舞うというのはかなりのストレスになるらしい。自分にも思い当たるふしがある。家の中と外とではキャラが違うのは、小さいころからそうだった。ただ、それを苦痛と感じるわけではなかった。

本作を読んだからといって劇的に何かが変わるかわからない。特別なインパクトがあるわけではない。どこかで聞いたことのある情報を改めて権威ある人物からしっかりと説明してもらうということに意味があるのだろう。

無理をするのはよくなく、自分のタイプを認識していれば、ストレスが溜まった時に、どのようにして解消するかは、タイプによって変化するだろう。自分は外交型か内向型か、というのが一番わかりやすい例として上げられているので、わかりやすいことは確かだ。

自分のタイプを認識するのは重要だろう。



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