グリーン・ランタン


 2017.9.16      念じたモノを形にする 【グリーン・ランタン】

                     
グリーン・ランタン(’11米)
評価:3

■ヒトコト感想
アメコミヒーローモノ。緑の光が体を包み、目を緑のマスクで隠す。アメリカのヒーローは何かというとすぐ眼の周りをマスクで隠す。はたしてこれだけで正体がばれないのだろうか?まるで緑の絵の具で目の周りを塗ったような男・グリーン・ランタン。その力は念じたモノをすべて緑のエネルギーで形にしてしまう

クレーンやハンマーなどの武器はもちろんのこと、楯や馬、ジェット機やF1カーまで、なんでもありの能力だ。ただ、精神力の強さが念じたものの強さに比例する。基本は念じた武器で戦うのだが、映像的にはハデだ。緑色に輝く光が様々な物に形を変える。敵が超巨大であっても宇宙空間で戦うなど、むちゃくちゃな流れとなっている。

■ストーリー
宇宙の平和を守るグリーン・ランタンに最大の危機が訪れる。伝説の戦士アビン・サーがかつて封じ込めたパララックスが封印を破り、復讐を開始したのだ。パララックスに襲われ致命傷を負ったアビン・サーは、新しいメンバーを選ぶため地球に向かう。そこで宇宙最強の武器パワーリングが選んだのは、勇者には程遠い男だった─

■感想
宇宙の平和を守るグリーンランタン。偶然にも新たなメンバーに選ばれてしまった男がグリーンランタンとして地球ならびに宇宙を守る。グリーンランタンの能力はまさに夢のような能力だ。念じたものを全て緑の光で現実化してしまう。

そのため、例えヘリが墜落するような大事故が発生したとしても、ヘリの下にF1カーを配置し、F1が走るルートまで作り上げてしまう。まさに何でもありだ。敵が攻撃してきたとしても、一瞬で楯を作り防御してしまう。まさに理想的なヒーローだ。

グリーンランタンの強さは、精神力の強さが影響するらしい。精神が弱ければ作った物も弱い。ただ、スーパーマンなどのように力が強いとか、バットマンのように最新の機器を使うというようなことはない。イメージを形にして戦うため、とてつもなく見栄えは良い。

緑の光で瞬時にして武器や防具を作り上げる。クライマックスでは戦闘機を2機作り上げ、それに体をロープで縛りつけながら引っ張る力に対抗しようとしている。人間がイメージできるものなら何でも形にできるのはすごすぎる。

ラストでは黄色に輝くグリーンランタンの存在がある。明らかに続編があるぞ、という流れだ。本作の流れでは、基本的にグリーンランタンは無敵だ。どんな敵が現れようと、イメージの力を使えばどんな敵でも打ち破ることができるだろう。

人間的な弱さすらも、メリットに変え始めると、手の付けようがない。本作のアメコミ原作は新しい作品かと思いきや、かなり昔からある作品らしい。今まで映画化されなかったのが不思議なくらい映像化に向いている作品だろう。

続編を見てみたい。



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