2017.2.6 これが噂の証人保護プログラムか 【ファイヤー・ウィズ・ファイヤー 炎の誓い】
評価:3
■ヒトコト感想
消防士のジェレミーが殺人事件を目撃しギャングのヘイガンは逮捕される。証人に選ばれたジェレミーだが、ヘイガンの激しい脅しが続く。ハリウッド映画でよく登場してくる証人保護プログラムについて描かれた作品だ。ジェレミーは証人保護プログラムにより裁判の日まで安全な場所で生活する。なんとなくイメージとして裁判の日だけでなく、未来永劫、別人として生活するのかと思いきや違うようだ。
裁判の日まで保護されても、判決がでたあとにヘイガンの仲間に殺される危険性はないのだろうか。本作では保釈中のヘイガンとその仲間がジェレミーを脅すが、あべこべにジェレミーがヘイガンたちを殺そうとする物語だ。逮捕されてもふてぶてしいヘイガンが妙に恐ろしい。
■ストーリー
消防士ジェレミー(ジョシュ・デュアメル)が図らずも目撃してしまった殺人事件─。それは、極悪非道なギャングのボス・ヘイガン(ヴィンセント・ドノフリオ)によるものだった。刑事セラ(ブルース・ウィリス)はジェレミーを守るべく証人保護プログラムを発動させた。
ヘイガンは強固なセキュリティをものともせず名前と住む場所まで変えたジェレミーを執拗に追いかけ、その魔の手はジェレミーの最愛の女性、かけがえのない友達の命まで脅かし始めた。彼らを守りたい一心で決死の闘いを決意したジェレミーは葛藤しながらも“追われる者"から“追う者"へと劇的な変貌を遂げていく・・・。
■感想
極悪非道なヘイガンの恐ろしさを強烈に感じることができる作品だ。あっさりと人を殺し逮捕されてからは、証人のジェレミーがマジックミラー越しに見ていることを知りながら、ジェレミーを脅迫する。逮捕されたとしても、証人が証言しなければ逃れられるということなのだろう。
弁護士すらも脅して仲間にする。ジェレミーが強い心で証言すると言っても、ヘイガンとその仲間たちに脅されることには変わりない。そこで登場するのが証人保護プログラムだ。ジェレミーは裁判の日まで行方をくらますことになるのだが…。
証人保護プログラムが裁判の日まで限定ということに驚いた。裁判でヘイガンが有罪となったとしても、その仲間がジェレミーを襲うのではないだろうか。自分がジェレミーの立場だったら、あえて危険な道には足を踏み入れたくないと思うだろう。
ジェレミーの強烈な正義感と、恋人を傷つけられ、今後もヘイガンの仲間たちに脅されることを考え対決しようと考える。ヘイガンの脅しは強烈だ。ジェレミーが将来結婚し子供が生まれ成長したころに、ジェレミーの目の前で子供を殺すと脅す。まさに極悪非道すぎる展開だ。
証人保護プログラムによりデータを消去された状態のジェレミー。それを利用してヘイガンの仲間たちを次々と殺していく。確かにデータベースに指紋などの情報がなければやりたい放題だろう。ジェレミーとギャングたちの戦いが始まる。
そして、刑事はジェレミーが犯人だと知りつつ追いかける。ヘイガンの強烈なインパクトある残虐性はすさまじい。こんな男に自分の情報を握られ、脅されると言うとおりにするしかないだろう。弁護士すらも脅しで屈服させるすさまじい迫力をヘイガンはもっている。
ヘイガンの恐ろしさが最も強く印象に残っている。
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