2017.11.30 典型的な災害B級映画 【アースフォール】
アースフォール
評価:2.5
■ヒトコト感想
地球が軌道を外れ暴走しはじめる。自転を停止しアステロイドベルトへ暴走するとどうなるのか。自転が停止したので地球の半分が闇と極寒の地になることはわかる。軌道を外れると、それだけで生物は住めなくなるのでは?と思ってしまった。作中では嵐や地震などの災害が起こる。
作家のスティーヴンは家族と離れ離れとなっていることを嘆く。わかりやすく、この家族が中心となるだろうことは想定できる。地球を救うためにひそかにすすめられる計画。大統領や一部のお偉いさんたちだけで計画がすすめられ、軍隊はそれに従うだけ。謎の座標の地点には何があるのか。ミステリアスな部分は少ない。
■ストーリー
小惑星の接近により、未曾有の危機を迎えた地球。軌道を外れた地球は、アステロイドベルト(小惑星帯)に向け暴走を開始した。自転を停止した地球の半分は闇に包まれ極寒の嵐が、残りの半分では灼熱の嵐が吹き荒れる。作家のスティーヴン、妻で科学者のナンシー、娘のレイチェル。バラバラになってしまった3人の家族は、互いの行方を探しながら壮絶なサバイバルに挑む。
■感想
突如大地震が発生し、地球に大災害が起こる。この手のパニック災害モノの定番として、他国にも激しい被害が生じていると表現している。その表現の仕方は、その国で象徴的な物が災害で破壊されたりめちゃくちゃになる映像だ。
地球が軌道を外れるという、世界規模の大災害だがスティーヴンの家族の周りからすると、妙にこじんまりとしているように思えてしまう。普通に車に乗るが、ガソリンがないだとか、サバイバル感は多少演出されている。
娘のレイチェルたちは何が起こっているかわからず、あちこちを彷徨っている。そして、避難所があるというデマに騙され、なぞの座標の地点に向かう。結局のところその座標は、地球の軌道を元に戻すために、世界各国の核ミサイルをその座標に撃ちこむということだ。
スティーヴンとナンシーはその恐ろしい計画を知り、娘がそこに向かっていることも知る。そして、娘を救出に向かう。なぜ核ミサイルを撃ちこむと軌道が戻るのかはまったく説明されていない。
ラストはミサイルが発射してからポイントに直撃するまでのちょっとした時間にヘリでレイチェルを救い出そうとする。かなり強引な流れだ。ヘリで救出してからも爆発し、その衝撃波に巻き込まれることになる。強烈なインパクトはないのだが、災害パニック物としては、どうにもこじんまりしている。
災害は巨大なのだが、その巨大さを感じることができない。地球を救うよりも家族の安否確認を優先するあたりは、アメリカらしい流れなのかもしれない。
映像的なインパクトもそれほどない。
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