ダブル・ミッション


 2016.5.7      オールドジャッキーファン必見 【ダブル・ミッション】

                     
ダブル・ミッション / 洋画

■ヒトコト感想
冴えないサラリーマンだが実は凄腕エージェントのボブ役をジャッキーが演じる。コメディの要素満載のアクション映画だ。ボブはエージェントを引退し、結婚しようと考える。が、相手の女性は3人の子持ちだ。タイトルのダブルミッションというのは、エージェントとしてのミッションと、子供たちと仲良くなるというミッションのことなのだろう。

ボブが冴えない風貌のため、最初から子供たちから嫌われている。ここまで嫌われると心が折れそうだが、めげずに子供たちに近づいていくボブ。手が付けられないいたずらっ子たちに、困惑しながらも凄腕スパイとしての能力をはっきするボブ。相変わらずジャッキーのアクションはすばらしい。どれだけ歳をとったとしても、このあたりが変わらないのはすごい。

■ストーリー

普段は冴えないサラリーマンだがCIAエージェントという裏の顔を持つ中年男の活躍を描いたアクションコメディ。好きな人との結婚を考えるボブは、スパイという裏家業からの引退を決意するが…。

■感想
ジャッキーのアクションコメディとなると、かなり安心して見ることができる。エージェントとして一区切りついたことで、引退し結婚しようと考えるボブ。そこで相手に選んだ女性には3人の子供がいた。生意気ざかりの長女と長男。唯一まだ幼稚園くらいの次女だけがボブになつく。

長女と長男に嫌われたボブだが、なんとか距離を縮めようとする。ボブが子供たちに馬鹿にされるのはちょっとかわいそうになってくる。慣れない食事の準備や寝かしつけなどをしながら、孤軍奮闘するボブ。同じ男として見ると、少し悲しすぎる印象が強い。

基本はコメディなので、ボブの行動はいちいち面白い。言うことを聞かない子供たちに対して、スパイの道具を使い、効率的に子供たちを管理する。そして、バレないように中年オヤジとは思えないほどの身軽な動きをみせる。

ダブルミッションとして、子供たちを世話することに少し慣れてきたころ、敵対する組織がボブをつけ狙う。そして、子供たちを巻き込むことに…。スパイとしての能力がずば抜けているボブだが、こどもたちを守りながら敵と戦うのはさすがに苦しい。そして…。

冴えないオヤジが、実は映画さながらの凄腕スパイと知った時、子供たちの反応は…。長男は目をキラキラさせながらかっこよいと言う。が、長女は…。そして結婚する予定の彼女は…。敵組織も当然コメディ全開なので、シリアスに襲ってくることはない。

家の中でのドタバタアクションでは、定番かもしれないが面白アクションが目白押しだ。古き良きジャッキー映画を思い出す流れであることは間違いない。吹き替えがいつものジャッキーと同じ声優さんというのも、自分の中で良い時のジャッキーのイメージを思い出したのだろう。

オールドジャッキーファンならば満足できる作品だ。



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