2016.6.9 ニコラス・ケイジの髪型に違和感はない 【デビルクエスト】
デビルクエスト [ ニコラス・ケイジ ]
■ヒトコト感想
典型的なB級映画だが、その主人公にニコラス・ケイジが登場してくる。昨今、大作への出演がなくなり、よくない噂が影響しているのだろうか。中世ヨーロッパを舞台に魔女狩りから始まり、その後悪魔が登場してくる。魔女狩りにより罪もない少女が殺されるのを十字軍の騎士であるベイメンとフェルソンが助けるという流れかと思った。が、少女を移送する道中で不可思議な現象が起こり、少女は本当に魔女なのでは?という流れになる。
ラストは悪魔との対決となり、ベイメンが苦労しながら倒すという王道的な流れだ。魔女関連の話が、途中から悪魔へとうつり、最後には強烈なデビルと闘うことになる。中世の騎士であればニコラス・ケイジの髪型も違和感はない。
■ストーリー
選ばれし勇者たちの、旅が始まる―。ニコラス・ケイジ主演×ドミニク・セナ監督の『60セカンズ』タッグが贈るアクション・アドベンチャー!伝染病が世にはびこる14世紀。十字軍の騎士ベイメンとフェルソンは、枢機卿から「捕らえられている女を人里離れた修道院へ運び、魔女裁判にかけよ」という特命を受け、修道院のあるセヴラックを目指すのだが…。
■感想
中世ヨーロッパを舞台にした物語。魔女狩りが当たり前のように行われる時代に、疫病が流行る。魔女のせいだということで、少女が囚われの身となる。十字軍を抜け出した騎士のベイメンとフェルソンが、少女を公平な裁判にかけるために少女を護送する。
純真無垢な少女の表情を見ると、魔女だと誤解を受けているように思われる。が、中盤になると少女が怪しげな動きをし始める。崖から落ちそうになる騎士を片腕で持ち上げたり。人のトラウマを刺激したり。
少女は本当に魔女なのでは?と思わせながらの旅となる。ベイメンとフェルソンは、数々の修羅場を潜り抜けてきた百戦錬磨の騎士であるため、様々な状況にも対処できる。少女を守るのか殺すのか。そのあたりの葛藤も描かれている。
中盤以降になると目的地へと到着し、その惨状に唖然となる。ベイメンとフェルソンが悪魔と闘う。B級映画らしく、やられ役はしっかりとやられている。悪魔の描写も誰もがイメージしやすいような羽の生えた悪魔だ。非情にわかりやすい。
共に強烈な個性を出していたベイメンとフェルソン。悪魔との激しい戦いで、助演のフェルソンはやられることになる。映像的なインパクトはすさまじい。フェルソンは満身創痍になりながら、悪魔に抱きつかれ焼かれて灰になってしまう。
フェルソンの代わりには王の従者であり、フェルソンに若造扱いされていた若者が入ることになる。激しい戦いの結果、悪魔を倒して、めでたしめでたしとなる。特別な山があったり予想を裏切られるような結末ではない。
分かりやすいアクションアドベンチャーだ。
おしらせ
感想は下記メールアドレスへ
(*を@に変換)
pakusaou*yahoo.co.jp