ダレン・シャン


 2016.12.8      フリークが印象的だ 【ダレン・シャン】

                     


■ヒトコト感想
ひょんなことから半バンパイアとなったダレンの物語。ごく普通の学生であったはずのダレンが、フリークのショウを見に行ったことから、半バンパイヤになってしまう。まずインパクト大なのは、フリークのショウに出演しているフリークたちだ。内臓が無いように異常に細い男や、体を再生させる女など、度肝を抜くようなフリークたちだ。

ショウを一緒に見に行ったダレンと親友のスティーブは騒動に巻き込まれることになる。最終的にはダレンが人間を殺さないバンパイヤとなり、スティーブが人間を惨殺して血を吸うバンパイヤとなる。本作では、物語は半バンパイヤとして成長していくダレンを描き終わっている。このままシリーズは続いていくのだろうか。

■ストーリー
親友を助けるために半バンパイアとなった青年、ダレン・シャンがバンパイアの世界で成長する姿を描く。

■感想
ひっそりと渡辺謙が出演している本作。ダレンがフリークのショウを見たことににより、半バンパイヤへと変貌していく物語だ。ごく普通の少年だったダレンが、毒グモをフリークのショウで見てからその虜となり、毒グモを盗みだしたことから変化が起きる。

親友のスティーブが毒グモに刺されたため、助けるためにバンパイヤと取引し半バンパイヤとなる。吸血鬼としてイメージするバンパイヤとは違う。動きが異常に早くなったりと特殊な力を示し始めるダレン。

ダレンが半バンパイヤとなってからは、家族の中では死んだことになり、フリークたちと生活することになる。本作の面白ポイントとしては、やはりフリークの存在がある。特殊な見た目のフリークたち。小人は当然のこととして、内臓が無い男や、腕を切り落としても自然に生えてくる女。

狼男に蛇男。モンキー女にグロテスクな生き物たち。どことなくロード・オブ・ザ・リング的なキャラクターたちもいる。フリークの中では、バンパイヤは特別なことではない。見た目が普通なだけに地味ですらある。

人間を殺さず強制することを目的としたバンパイヤと従来通りに人間を惨殺して血を吸うバンパイヤの二つの組織が対決することに。ダレンは人間と共生をめざし、親友のスティーブは人間を殺すことをいとわないバンパニーズとなる。

二人の直接対決となるのか。組織同士の対立に巻き込まれた二人はどうなっていくのか。半バンパイヤとなったダレンは、家族を人質に取られたりと散々な目に合うのだが、どのようにしてこれらの危機を乗り越えていくのか。

これはシリーズ化されているのか?明らかに続きがある終わり方だ



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