ボンペイ


 2017.11.25      すさまじい火山の映像 【ボンペイ】

                     
ポンペイ [ キット・ハリントン ]
評価:3

■ヒトコト感想
ローマ人に虐待される剣闘士とポンペイの有力者の娘の恋物語だ。ローマ時代の剣闘士としては「グラディエーター」などがある。本作でも剣闘士同士の対決やローマの兵士による剣闘士の虐待などもある。ケルト人の生き残りのマロイはローマ人に親族を殺された復讐を誓う。魅力的なマロイに有力者の娘のカッシアは恋をする。

なんとなくありきたりな雰囲気だ。このままマロイが剣闘で勝ち残りカッシアと共に…。なんて安易な方向にはならない。舞台がポンペイというところがポイントだ。ヴェスヴィオ火山の噴火で火砕流によりポンペイはあっという間に灰と化してしまう。ラストの場面は、ポンペイの遺跡をイメージしているのだろう。

■ストーリー
ローマ人に一族を虐殺されたケルト人騎馬族の生き残り、マイロは、奴隷となり無敵のグラディエーターへと成長していた。ある日、マイロはポンペイの有力者の娘、カッシアの馬を助け、その瞬間二人は身分の差を超えて激しい恋に落ちる。8月24日、ヴェスヴィオ火山がまさに噴火しようとしていた。果たしてマイロは降り注ぐ火山岩をくぐり抜け、熱雲が街を覆い尽くす前に、自由を手にし、愛する人を救いだすことができるのか―。

■感想
剣闘士たちはたくましい肉体で戦う。歴史的な事実としては、剣闘士もそれなりに良い待遇を受けていたはずだ。本作でも勝ち続ければいずれ自由になれるというエサが用意されている。新たに剣闘士に加わったケルト人の生き残りであるマロイは、その剣技により数々の困難を乗り越えている。

そして対決の日…。定番的だが、カッシアを自分のものにしようとする権力者の存在や、剣闘士たちを排除しようとする兵士たちなど、予想通りの展開は続く。兵士たちに襲われようとも、剣闘士たちは共闘し兵士たちを打ち負かしてしまう。

剣闘士とローマ騎士との対決途中にヴェスヴィオ火山が噴火する。本作はこれが描きたかったのだろう。すさまじい映像で表現されている。火山が噴火した瞬間、ものすごい煙が上がり、その次のタイミングでは、激しい火砕流が流れ出す。

ポンペイの人々はどうすることもできない。地割れが起き、洪水がおしよせ船で逃げることもできない。もはや人間ではどうすることもできない状況だ。火砕流にやられると、あっという間に人間のからだは灰と化してしまう

ポンペイはヴェスヴィオ火山の噴火により消滅した。この噴火と逃げ惑う人々の映像に20分以上を割いている。ラストの場面でもポンペイの遺跡をイメージしたようなラストとなっている。映像的なインパクトがすさまじいため、中盤までの剣闘士たちの対決はほとんど意味がないように思えてしまう。

どうせなら、最初から市民を中心に描き、噴火でなすすべもなく死んでいくと描いても良いような気がした。変に肉体派の男たちが戦う映像は不要に感じられた。

火山噴火の映像はすさまじいのひと言しかない。



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