バウンティー・ハンター


 2015.11.10      元夫婦の賞金稼ぎ 【バウンティー・ハンター】

                     


■ヒトコト感想

元刑事で今は賞金稼ぎのマイロ。そして、元妻のニコール。マイロが追いかける次の獲物がニコールとなり、ふたりのドタバタが続く。アクションあり、コメディあり、そしてミステリーあり。記者として事件を追いかけるニコールが、マイロから逃げ回りつつ事件を調査する。ニコールの目的とマイロの目的が微妙に異なるため、ふたりの掛け合いが面白くなる。

マイロとニコールの、元夫婦ならでわの駆け引きや、一瞬、いい雰囲気となり、寄りを戻そうとするあたりが面白ポイントだ。マイロが粗暴でありながら頼りがいのある金にだらしないキャラで、ニコールがセクシーさを売りに事件の真相を探りだそうとする。元夫婦というのがすべてにおいて面白さのポイントなのだろう。

■ストーリー

バウンティー・ハンター(賞金稼ぎ)の次の獲物は、別れた妻!?元夫婦がバトル・ロワイヤルを繰り広げるセクシー・クライム・アクション!!借金まみれのマイロは、返済金を稼ぐために元妻のニコールを追跡する。ところが逃走劇を繰り広げる彼らは気づかぬうちに、ある組織の陰謀に巻き込まれていくことに…。

■感想
マイロは賞金稼ぎとして元妻のニコールを追いかけることになる。元夫婦であるマイロとニコール。ニコールがそもそもマイロに追われる原因となったのは、ちょっとした交通事故からだ。ニコールのいい加減でありながらスクープを追い求める姿勢と、金にだらしなく、どこか怖いもの知らずな雰囲気をかもしだすマイロ。

ニコールが深入りした事件から、ちょっとしたイザコザが始まり、マイロ以外からも追われることになる。そして、マイロは借金取りから追われることになる。この複数のドタバタが良い。

マイロとニコールは、別れてもお互い惹かれあっているようにも見える。何かと細かいことで喧嘩をし、お互いの欠点をひたすら言い合ったりもするが、良い雰囲気になったりもする。偶然にもハネムーンで過ごしたホテルにふたりで宿泊することになり、そこで再び愛が盛り上がるのかと思われたのだが…。

その時、それぞれがお互いの親に相談の電話をかける場面は笑いがでてくる。離婚する際には、相手のことを憎くてしょうがない状態であったのが、時間が経過することでお互いの誤解が解けてくる。定番的な流れだろう。

この手の元夫婦モノは、何かとコメディ要素が強くなる。そこまでシリアスな展開にはできないだろう。アクションあり、バイオレンスあり、そしてコメディ。主演のジェラルド・バトラーとジェニファー・アニストンが好演しているので、なんでもない場面でも画面から面白さが伝わってくる。

強烈なインパクトはないのだが、激しくドンパチするだけでなく、コメディ要素の強い作品は、見ていて心地良い。ラストもなんだかんだで元さや?な展開となっているのが良い。

ジェニファー・アニストンのこの手のコメディはすばらしい。



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