バトル・オブ・パシフィック


 2016.10.31      チープな映像のB級映画 【バトル・オブ・パシフィック】

                     


■ヒトコト感想
太平洋の艦隊が何者かの襲撃を受ける。相手の姿は見えず、電子機器が無効化される。近年の軍艦は、電子機器が無効化されると、とたんに役に立たなくなる。そこで退役間際の旧型巨大戦艦アイオワで索敵作業を続けるのだが…。物語の序盤では、北朝鮮や中国の攻撃というトーンで物語はすすむ。韓国の艦隊が攻撃され、米軍も攻撃される。

アメリカと中国はお互い疑心暗鬼にあり、第三次世界大戦に突入かと思われた時…。結局のところ謎の艦隊はエイリアンということになる。そのエイリアンは、ステレオタイプの変な触手のついたエイリアンだ。CGだと丸わかりな映像の数々がチープさを引き立てている。演じる俳優たちも、なんだかやっつけ演技のように思えてしまう。

■ストーリー
地球侵略を狙うエイリアンの攻撃の猛威により、最新鋭兵器が無力化されてしまったアメリカ軍の唯一の希望は、退役間際の旧型巨大戦艦USSアイオワのみ。そして今、人類の明日を賭けた最後の戦いが始まる─。

■感想
太平洋の艦隊が何者かに攻撃される。アメリカ視点での物語であるために、アメリカの敵対国は北朝鮮や中国ということになる。突如として先制攻撃される。となると、アメリカは相手に報復攻撃を繰り出そうとするのだが…。

相手がはっきりしないまま、推測で攻撃しようとする。ただ、何もしなければ相手の攻撃はエスカレートするので、アメリカとしても攻撃するしかない。電子機器を無効にされたために、最新設備がなにひとつ使えない。そこで活躍するのが、博物館と化していた旧型巨大戦艦のアイオワだ。

古臭い設備ながら、電子制御されていないため、ミサイルを発射することができるアイオワ。そこで謎の艦隊と闘うことになる。謎の艦隊はステルス機能をもっており、姿をくらます。このあたりの映像は、ミサイルが相手に着弾する直前に敵艦隊は消えてしまう。

映像が、いかにもCGをガチガチ使いましたという感じで、非常にチープな印象を残している。不可思議な印象を残してはいるが、まだ敵そのものの映像が見えていないので、それなりに興味がわいてくるのは間違いないだろう。

敵艦隊へ乗り込む米兵たち。そこでエイリアンと出会う。なんだかこのエイリアンもぬいぐるみというか、その映像に違和感ばかりを覚えてしまう。エイリアンたちと銃撃戦をくりかえす米兵たち。エイリアンが銃弾にやられていく姿もヘンテコで面白い。

米兵が放射能にやられて焼けど状態となり、執念でエイリアンの写真のフィルムを体に隠している場面は衝撃的だ。結局のところエイリアンの艦隊とアイオワの一騎打ちとなる。アイオワ艦内でちょっとした恋愛模様もあり、わかりやすいB級映画だ。

全体的に映像がチープだ



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