アサシン


 2017.11.16      ドルフラングレンのキャラは強烈だ 【アサシン】

                     
★アサシン★DVD
評価:2.5

■ヒトコト感想
暗殺者同士の対決。一方は黒人で見るからに素早く動きそうな暗殺者らしい暗殺者・レイだ。もう一方はドルフ・ラングレン演じる暗殺者なのだが、これが強烈なインパクトがある。素肌にアロハシャツを着てフラッとホテルの部屋に入ると、またたくまに部屋の住人たちを撃ち殺してしまう。隙だらけのようで隙がない。体のでかさで相手を威圧している。

そんなふたりの暗殺者がお互い別々の依頼主から依頼を受け、殺し合うことになる。それぞれ暗殺者に個性があり、ドルフラングレンの暗殺者はいい加減なキャラだ。その結果、レイに殺されそうになるのだが…。シリアス調かと思いきや、ドルフラングレンが登場したあたりから、妙なユーモアがでてきた。

■ストーリー
暗殺者vs暗殺者、一瞬の判断が運命を決める!遠いビルの窓に照準を合わせて銃を構える男、暗殺者レイ。標的であるエフゲニーの暗殺に成功するが…。

■感想
マフィアから依頼を受け暗殺を行うレイ。細身の体の黒人だが、暗殺技術はピカイチ。高層ビルからライフルで射撃し次々とターゲットを仕留めていく。序盤はレイがしくじり、ターゲットをひとり見逃し、そこから生き残った者が、復讐のために動き出す流れとなる。

マフィア同士の抗争なので殺しあいがひたすら続く。そんな中でも新たに登場する暗殺者には強烈なインパクトがある。ドルフラングレン演じる暗殺者は、デカい体に似合わず銃を起用に操り、すべての者をあっさりと始末してしまう。

暗殺者たちはお互いの依頼人からの命令により殺し合うことに。どう考えてもドルフラングレンは恐ろしすぎる。まず見た目のインパクトで他者を圧倒しておきながら、軽妙なしゃべりで相手を油断させ、一気に殲滅してしまう。

レイとの対決においても、最初は優勢にすすめているが、ラストではほんの少しの差でレイに敗れることになる。ただ、ドルフラングレンのキャラが強烈なのは変わりなく、依頼者から逆に狙われる立場になったとしても、慌てることなく処理してしまう。

ドルフラングレンは主役を喰っている。部屋の外には殺し屋たちが大挙して押しかけている。それを野生の勘で察知すると、両手に銃をもち、扉が空いた瞬間に拳銃を激しくぶっぱなす。当然のごとく、殺し屋たちは次々と倒れていく。

あの人数でいくらなんでも、というくらい圧倒的な力だ。レイ絡みのエピソードは暗殺者でありながら、暗殺した男の娘のことが気になり、情に流されていくタイプだ。ドルフラングレンの明るい殺しとは真反対の流れだ。

ふたりはまったく違ったタイプの暗殺者だ。



おしらせ

感想は下記メールアドレスへ
(*を@に変換)
pakusaou*yahoo.co.jp