アート・オブ・ウォー2


 2016.1.11      正統派アクションがコメディに見える 【アート・オブ・ウォー2】

                     


■ヒトコト感想

ウェズリー・スナイプス主演作品。影のエージェントであるニールが活躍する作品。敵対するのはFIBや武器会社そして政治家など。ニールの格闘アクションが見どころなのだろう。敵組織に追われたとしても、必ず切り抜ける男。神出鬼没でどこにでも登場し敵を討ち倒す。ニールの仲間がハッカー集団であり、適宜ニールに対して有効な情報を送り続ける。

敵対する組織はさらに上手をいっており、監視カメラのシステムに入り込み、ニールをバックアップする組織を探しだし暗殺指令をだす。B級な香りがプンプンする作品であることは間違いない。ニールの個性が際立っており、その他つっこみどころが満載の流れも良い。それにしても、武器会社が開発した新型の銃は強烈すぎる。

■ストーリー

国連で影のエージェントとして活躍していた元特殊諜報部員のニール・ショーは、恩師の訃報を聞き葬儀に列席する。そこで恩師の娘より父親は殺害され死因にニールの過去が関係していると言われる。真相を突き止めようとしたニールはまもなく新兵器を開発する武器会社と政治家、そしてそれを追うFBIとの陰謀の渦へと巻き込まれていく…。

■感想
ウェズリー・スナイプスが大活躍する。影のエージェントとして特殊な働きをするニール。まずは政治家の警護をする中で、武器会社幹部と対決することになる。そこではコンクリートの柱すら貫通してしまうほどの威力を持った銃が登場してくる。

ビルの柱を次々と破壊しながら攻撃してくる敵をよけながら倒す。映像的にアクションを激しく見せるために、頻繁にカット割りしている。気づけば敵が倒れており、最後にビルを崩壊させ敵を殲滅する。まさにアメコミ的な流れを連想せざるお得ない。

ニールの仲間でハッカー集団がいる。ニールの依頼をすぐさま実行し、確実な情報収集を行う。その結果、ニールは敵組織へと近づくことができるのだが…。その先では、FBIがニールを追いかけるため、その協力者であるハッカー集団を見つけだそうとする。

居場所がわからないターゲットをどのようにして探し出すのか。その方法はネット上の情報からいつの間にか監視カメラにまで入り込み、ハッカー集団の居場所をつきとめる。そこへ暗殺者を送り込み、ハッカー集団を殲滅してしまう。その場面をモニター越しに見ていたニールの怒りは強烈だ。

ニールを策略にはめていた組織が明るみにでると、ニールは独自の動きをし始める。確かに影のエージェントとしての能力は高いのだろう。人知れず忍び込む際の動きというのが、どうにもサルに見えてしまう。その風貌もあるのだろうか。

ちょっと猫背で動きながら敵にひっそりと近づく。かと思うと、瞬時に敵を討ち倒してしまう。渋い表情を崩すことなく、終始真剣な表情で語るニール。逆にその緊迫感が笑いを誘われているような気がしてならなかった。絶対に笑える作品ではないはずが、なぜか無性に笑いのツボにはまってしまった。

ウェズリー・スナイプスの映画はいろいろと面白い。



おしらせ

感想は下記メールアドレスへ
(*を@に変換)
pakusaou*yahoo.co.jp