暗殺教室


 2017.5.20      スマイル顔の危険生物 【暗殺教室】

                     
映画 暗殺教室 スペシャル・エディション(Blu-ray+3DVD) 【Blu-ray】 [ 山田涼介 ]
評価:3

■ヒトコト感想
週刊少年ジャンプで連載されていたマンガが原作。地球を破壊する謎の生物が中学の教師となり、生徒たちはその教師を暗殺する役目をおう。殺せんせーという名前がふざけており、キャラは明らかにギャグ路線だ。原作マンガは間違いなくギャグ漫画だったのだが、映画では多少のシリアス路線も組み込まれている。

殺せんせーは、超スピードで移動し、触手が切れてもすぐに再生する。暗殺するのは困難な生物だが、殺せんせーは生徒たちの味方でもある。暗殺者として生徒を立派に育てながら、自分は暗殺されないようにする。なんだかよくわからないが、生徒たちも殺せんせーを殺したいのかどうなのかよくわからなくなっている。

■ストーリー
松井優征の人気コミックを映画化。有名進学校・椚ヶ丘中学の落ちこぼれクラス・3年E組に、突然タコ型の謎の生物が担任教師として現れた。E組の生徒たちは地球を破壊すると宣言している謎の生物、通称・殺せんせーの暗殺を国家から依頼され…。

■感想
マンガ原作で基本はギャグだ。そもそもの設定が奇妙すぎる。謎の地球外生命体が殺せんせーとして中学の教師となる。生徒たちは暗殺の技術を駆使して殺せんせーを暗殺しようとする。生徒は暗殺は許されるが、殺せんせーは生徒に手を出せない。

そればかりか、生徒を助けたりもする。殺せんせーを殺さなければ地球が滅びる。なんだかよくわからない展開のまま、暗殺に特化した転校生がやってきたり、教師も暗殺専門の教師がやってきたり。よくわからない世界観だ。

殺せんせーと生徒の間に、いつの間にかちょっとした友情めいたものが生まれてくる。自分たちの手で殺せんせーを殺したい。他の人には殺されてほしくない。結局のところ殺すことには変わりがないのだが…。不死身と思われた殺せんせーにもいくつか弱点がある。それを突いたとしても、うまくかわされてしまう。

もはやなんでもありなので、殺せんせーに関しては最後まで殺されないだろうと想像できた。殺せんせーがスマイルのようなキャラクターでありながら、怒りに震えると顔が赤くなり怒りの表情となる。わかりやすすぎるキャラだ。

ラストでは生徒たちの策略にはまった殺せんせーが窮地におちいる。そして、国家の戦略により殺せんせーがとうとう殺されることに…。その場面は、まさに教師と生徒の別れのように生徒たちが涙する。なんだかよくわからない。殺せんせーを殺して、地球が守れたので万々歳なのではないだろうか…。

お決まり通り、殺せんせーは脱出しており、生徒たちの前に姿を現す。そして、いつもと変わらない暗殺の日常がやってくる。ある程度想定していたとはいえ、やはりよくわからない展開だ。

原作がギャグマンガなのでこうなるのだろう。



おしらせ

感想は下記メールアドレスへ
(*を@に変換)
pakusaou*yahoo.co.jp