アダルトスクール


 2016.6.22      下品なおっさんたちが大活躍 【アダルトスクール】

                     
アダルト♂スクール(DVD)

■ヒトコト感想
主人公を含めた大人たちのバカっぷりというか、はじけっぷりがすばらしい。婚約者の乱交パーティを目撃し離婚する男。新しく借りた家は悪友たちのたまり場となる。そこが大学の敷地内ということで、学部長からさまざまな嫌がらせを受ける。まず悪友たちの行動力がすごい

パーティを開くとあっという間に大量の人々が集まる。そこで教祖的な扱いをうけてしまう。なぜそうなるのか?という説明がされないまま、物語はすすんでいく。激しいパーティの後は、家を追い出されないために大学公認の「社交クラブ」を作ってしまう。なんだかむちゃくちゃだが、すべてを押し通してしまう勢いがある。このパターンはすさまじい。

■ストーリー

法務関係の仕事をしている主人公(ルーク・ウィルソン)は、婚約者の乱交パーティをきっかけに離別。新しく借りた家はカレッジの敷地内にあるので、悪友たちがそこを「社交クラブ」というクラブ名目で利用することを画策する。

■感想
まじめな男が、出張から早目に帰ってくると家では婚約者が乱交パーティをしていた。それをきっかけとして離婚し、悪友たちとつるむことになる。悪友の結婚式をむちゃくちゃにしようとしたり、パーティを開けば若いピチピチの女の子たちを呼びよせたり。

とても普通の中年男とは思えない勢いがある。主人公の男はあくまでもまじめ風な表情で、悪友たちがすべてを演出している。酒を飲むと暴れ出すと分かっている男に酒を飲ます。そして、ストーリーキングとなり、嫁に愛想をつかされ離婚することになる。

悪友たちのたまり場となった家が、実は大学の敷地内にあるため、追い出されそうになる。それを防ぐために大学公認の「社交クラブ」を立ち上げる。なぜかここでも大学生たちが男に心酔し始める。最初は派手なパーティから始まり、最後はやけに厳しい社交クラブとなる。

クラブのゴッドファーザーとなった男。むちゃくちゃな状況だが、大学の学部長はそれを良しとせず、社交クラブをつぶそうとする。学部長と男たちの戦いが始まる。

合間には女性関係のあれこれがあるが、どうにもちぐはぐだ。最初は社交クラブに否定的であった主人公の男も、いつの間にか社交クラブを存続させるために力を入れることになる。学校から認められるクラブとなるためには何が必要なのか。

つけ焼刃にせよ、真面目な大学生風な恰好をしたり、ダンスをおどったりと、明らかにヘンテコだが妙なユーモアがある。アダルトなコメディとしては秀逸かもしれない。ただ、荒唐無稽であることは間違いないだろう。

下品なおっさんたちが大活躍する作品だ。



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