コロンビアーナ


 2014.11.5      少女カトレアの暗殺技術 【コロンビアーナ】  HOME

                     
評価:3

■ヒトコト感想
冒頭、目の前で父親を殺されたカトレアが、少女とは思えないほどアクロバティックな動きで逃げ出す。カトレアは叔父を頼り、そこで暗殺者として成長していく。カトレアはすでに少女の時から、暗殺者としての素養を見せている。そこから成長し、家族を殺された恨みを晴らしていくのだが…。カトレアの暗殺技術には目を奪われてしまう。

特に、ターゲットを仕留めるために、酔ったふりをして留置所に入り込み、敵を仕留めるくだりはすごすぎる。完全な計画と暗殺能力の高さにより危機をのりこえる。FBIやCIAに狙われたとしても、逃げ切ってしまう。カトレアの無慈悲な暗殺が爽快であり、どんなに追い詰められたとしても、逃げ切るスキルにしびれてしまう。

■ストーリー

1992年、南米・コロンビア。マフィアの幹部を父に持つ9歳の少女カトレアは、マフィアの大物の差し金により、目の前で家族を惨殺される。必死に逃亡し、叔父を頼って米国シカゴにやってきた彼女は心に復讐を誓う。15年後、そんな思いを抱いて成長したカトレアは凄腕の殺し屋として暗躍。

標的を始末する度に現場に残すカトレアの花は、憎き仇をあぶり出すためのアイテム。やがてマフィアが本気で彼女を追い込もうとしたとき、予期せぬ事件が相次いで起こる。新たな悲劇、新たな悲しみ、そして新たな怒り。すべてに決着を付けるべく、カトレアは銃を手に取る。

■感想
少女時代のカトレアが、すでに暗殺者として完成されていたのが一番衝撃的だ。成長し、暗殺者としての技術が洗練されたカトレアはさらに強烈だ。身軽に動き回り、必要以上に敵を殺さず目的を達成する。その後の自分の身の守り方も徹底している。

正体を完全に隠すために、念には念を入れて行動する。カトレアが復讐する組織がコロンビアのマフィアであり、そこは鉄壁の守りがある。カトレアの存在が知れると、マフィアだけでなくFBIやCIAから狙われることになる。絶体絶命のカトレアながら、そこに悲壮感はない。

カトレアの暗殺技術もさることながら、追いかけるFBIたちの最新技術を駆使した追跡がすさまじい。スマホで撮影したちょっとした写真からカトレアを見つけ出そうとする。携帯で電話をした瞬間から、カトレアの居場所を見つけ出してしまう。

カトレアとFBIたちの、ひりつくような騙し合いがすさまじい。どれだけFBIがカトレアを追いつめたとしても、カトレアは逃げ出してしまう。そして、カトレアは目標を達成するためにFBIやCIAを脅迫し始める。結局のところ、カトレアの暗殺技術にFBIとCIAは屈することになる。

でかいバズーカ―のような銃を持ち動き回るカトレア。神出鬼没であり、どれだけ守りを固めたとしても、入り込みターゲットを殲滅する。特に強烈なのは、CIAの担当者を脅すために、長距離からライフルで射撃するシーンだ。

イニシアティブをとり、相手の言い分は無視して自分の要求だけを通す。ラストはマフィアの本拠地へ入り込み、家族の仇を討つ。激しい銃撃戦の気分は爽快だ。そして、必ずボス的扱いの人物に対しては、カトレア自身ではなく犬やサメに始末させるのが定番となっている。

カトレアの鮮やかな暗殺方法に目が釘付けとなる。



おしらせ

感想は下記メールアドレスへ
(*を@に変換)
pakusaou*yahoo.co.jp