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　2013.7.8 　　　 　セックスが下手な男はダメ　【コンカツ？】

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 評価：3
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■ヒトコト感想
負け犬女子が話題になった過去。現在では結婚の活動が注目を浴びている。本作は結婚したい女子四人が、結婚相手を探すまでを描いている。作者らしい雰囲気というか、いつもの軽い雰囲気なのは間違いない。イケメンだがセックスが下手な男や、小汚い男。昔からの腐れ縁だが、手の早い男。挙句の果てには、自分の両親が新たな恋に目覚め、一歩先へと進んでいる。

アラサー女子にとって、本作は参考になるようなものではない。ある程度自立した女性たちの物語なので、貧困＋派遣＋独身というようなお先真っ暗な状況ではない。いざとなれば、ひとりでも生きていけると思える女子たちのコンカツ物語だ。

■ストーリー
結婚相手の条件は容姿?経済力?それともセックス!?アラサー4人組が理想の男探しにのりだす。

■感想
それなりの一流企業に勤め、恵比須で生活する女四人。ある意味、都会の華やかな独身女子のひな形といっていいかもしれない。そんな四人がコンカツに励む。合コン三昧から始まり、男のどの部分に注目し、相手を選ぶポイントがどこなのか。

男からしても、とりたてて目からうろこが落ちるような女子の考え方があるわけではない。ルックスや収入、そしてセンスあるかなど、昔から言われていたことを第一に考えるのが基本だ。ただ、中にはマニアックな女子もおり、マニアックな相手を選んだり、上司と不倫のすえ、妊娠したりもする。

女たちが男を選ぶ基準は様々。どんなに良い男でもフィーリングが合わなければダメ。良い家柄でイケメン、そして一流企業に勤めていても、何かが気に食わないとダメ。かと思えば、ドＳのチビな男であっても、気に入ればＯＫ。周りの評価など関係なく、自分の好みに合えばそれでよい。

逆のパターンは男にも言えるかもしれないが、男はそこまでとがった好みはないような気がする。イケメンで気も合い、理想な彼氏であっても、セックスの相性が悪ければそれですべてパァ。なんだか、このセックスの相性の部分は、まるで自分のことを言われているようで、心が痛んだ。

コンカツは、男も女も関係ない。が、女の方が時間制限があるために必死になる。本作でも３５歳までに子供を産みたいと考える女が、次に付き合う相手は結婚相手だと必死になる。本作がどれだけ女性に支持されるかはわからないが、男からすると「なんだかなぁ」と変な溜息をつきたくなるような気分になる。

男と女が難しいのは昔も今も変わらない。ただ、コンカツという言葉ができることで、いつのまにか結婚することに必死な人は大変だ、なんていう世間のイメージができてしまった。

作者らしいといえばそうだが、ずいぶんと薄っぺらく感じるのは、いつものパターンだ。