エクスペンダブルズ


 2012.12.27    バカ正直な強烈アクション 【エクスペンダブルズ】  HOME

                     

評価:3

■ヒトコト感想
ハリウッドアクションスターたちが勢ぞろい。豪華絢爛だが、銃弾飛び交う単純なアクション映画に終始している。ただ、本作を見る人たちは、それを目的としているので、まったく問題はないのだろう。スタローンとシュワルツネッガーやジェイソンステイサムが仲間となり、敵を殲滅する。余計な策略や細かな伏線はどうでもいい。ただ、敵陣へと突っ込み、大暴れして圧倒するだけだ。このまっすぐなストーリーが良い。ほぼキャラクターの魅力だけで成立させている。恐らく、それぞれの俳優たちが主役となった作品のファンでなければ楽しめない。俳優たちを全く知らないとなると、ただの単純なドンパチ映画で終わってしまう。役者たちの今までのイメージ頼りの作品だ。

■ストーリー

自らを消耗品と名乗り、鉄壁のチームワークを誇る精鋭部隊《エクスペンダブルズ》は傭兵業界にその名を轟かせる最強無敵の軍団だ。凶悪なソマリアの武装海賊に拉致された人質を鮮やかに救出した彼らの次なる任務は、南米のヴィレーナという島国の軍事独裁政権を破壊させることだった。だが、その依頼にはかつてない危険と巨大な陰謀が待ち構えていた…。

■感想
最強無敵の傭兵部隊。スタローンにシュワルツネッガー、ジェイソンステイサム、ジェットリー、ミッキーロークにブルースウィルス。ちょい役にせよ、本作に顔を出すということが、アクション俳優として一流、もしくわ一流だった証なのだろう。これだけ豪華な俳優陣はおそらく「オーシャンズ11」以来だ。本作は、目的がはっきりしているだけに、オーシャンズよりもブレがない。細かなキャラ付けはどうでもよく、ただ、激しいアクションを繰り広げていれば良い。極端な話、ただ、爆発していれば良いような感じだ。

主役はスタローンなのだろう。ジェイソンステイサムやジェットリーなどがその後に続く形だ。ヴォルフラングレンなどは、その見た目どうように悪役に片足を突っ込んでいる。本作のように、豪華な出演者となると、どうしても内部的な優遇度を意識してしまう。誰が立場が強くて誰が脇役なのか。明らかに事情があり出演時間が少ない者もいるが、それ以外は平等なのだろう。ジェイソンステイサムが他の俳優たちを押しのけ、結構良い感じの役をゲットしていることが一番印象に残っている。

数人の精鋭部隊で軍事独裁政権に乗り込むなんてのは、あまりにも無謀すぎる。しかし、本作の男たちはそんなことは気にしない。当たり前のように爆弾をぶっぱなし、建物を破壊しつくしてしまう。そして、当然のごとく圧倒してしまう。豪華な俳優たちが仲間となり、ひとつの目的を達成しようとする。ちょっとしたスパイスとして、独断専行気味な男と仲間割れのような形にもなる。このパターンであれば、何作でも作れてしまうだろう。乗り込む先が、そのとき旬な悪の帝国であれば良い。さらには、売れっ子アクション俳優を追加メンバーとして招集してもよい。飽きられるかもしれないが、うまい方式だ。

シュワルツネッガーが、思いのほか体が小さくなっていたのには少し驚いた。



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