アイアンマン


 2011.4.20  かっこ良すぎるパワードスーツ 【アイアンマン】  HOME

                     

評価:3

■ヒトコト感想
まずなによりアイアンマンのスーツがすばらしく夢がある。スーツを着るときの滑らかに装着する映像。足からジェット噴射し、空中をマッハで飛び回る。さらには、あらゆる武器を隠し持ち、一人でテロ組織を壊滅させるほどの攻撃力を持つ。ありえない状況だが、特殊能力を持つヒーロー物よりは説得力がある。トニーのキャラクターもすばらしく、アメリカ人が好みそうなキャラだ。天才科学者が作り上げたパワードスーツ。仮面ライダー的な被り物より、どちらかといえばガンダム的なイメージだろうか。トニースタークが監禁された洞窟の中でアイアンマンのプロトタイプを作ってしまう流れは驚いたが、一人とあとは人口知能の助手だけで完成させてしまうのもすさまじい。ありえないことだらけだが、それが本作に合っている。

■ストーリー

自社兵器のデモ実験に参加したトニー・スタークはテロ組織に拉致され兵器の開発を強要されてしまう。だが、天才発明家でもある彼は、敵の目を盗み、戦闘用パワードスーツを作り出し脱出に成功。その後、自社兵器がテロ組織に悪用されていたことを知り愕然としたトニーは、最先端の技術を駆使し、圧倒的な破壊力を持つ新たなパワードスーツを開発。テロを撲滅するため“アイアンマン”となり、命をかけて戦うことを決意する!

■感想
ロバート・ダウニー・ジュニアはこの手のキャラクターが似合っている。シャーロックホームズのときもそうだが、できる男だが、どこか間が抜けており、憎めないタイプ。ちょっとしたしぐさに笑える要素が組みこまれており、天才科学者の中に変人の要素を付け加える。圧倒的な力を持っていても、どこかえらそうではなく、地位と名誉を持っていながら、それに胡坐をかくことがない。トニーというキャラクターはまさにピッタリだ。このキャラクターがあれば、パート2が作られるのも当然のことだろう。

アイアンマンが生まれたきっかけがこれまた面白い。テロ組織に囚われの身となり、洞窟の中で新兵器を開発する。もしかしたら、アメリカの兵器開発企業を遠まわしにバッシングするような作品かと思いきや、そうではない。社会問題に切り込むのではなく、素直に誰もがあこがれるようなパワードスーツを作ってしまおうというような感じか。開発した兵器が、テロ組織に使われているうんぬんの話はどうでもよくなっている。すばらしいパワードスーツで、テロ組織を殲滅する爽快感がすばらしい。

ラストにはアイアンマンのライバルが登場し、お決まりのように激しい戦いを繰り広げる。滑らかな動きと、ヒーローにあこがれる子供たちがほしがりそうなかっこいいパワードスーツ。完全なオリジナルキャラだとしたら、かなりのヒットになるのではないだろうか。なんとなくだが、アニメとして単純明快なストーリで構成しても、それなりに人気がでるのではないだろうか。ちょっと変人な兵器企業の社長。裏では、テロ組織に一人で立ち向かうアイアンマン。トニーのキャラを子供に受けるように多少変更しなければならないだろうが…。

アイアンマンの滑らかな動きと、豊富な機能にはホレボレしてしまう。



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