アイドルとデートする方法


2005.12.27 登場人物みんな良い人 【アイドルとデートする方法】

                     

評価:3

■ヒトコト感想
アイドルであるタッドハミルトンも含め全ての登場人物が達がとても純粋で良い人だ。普通に考えると田舎娘に恋するハリウッドスターとなると体目当てであったり、腹黒かったりするのだが、今回はそんなことは一切無い。全てが純粋な思いからの行為であり、それゆえにちょっと馬鹿正直すぎると感じることも・・・。ロージーに恋する幼なじみのスーパーの店長やアルバイト仲間も皆純粋すぎるか、もしくは能天気すぎる。どろどろした駆け引きや嫉妬に狂うということがなく、さわやかすぎる物語だ。最後もハッピーエンドで申し分ない終わり方だ。

■ストーリー
ハリウッドスター、タッド・ハミルトンに夢中なロージーはウェスト・ヴァージニアのスーパーマーケット店員として働いている。そんな彼女が見つけたのは、$100 の寄付をすれば、タッド・ハミルトンとの一夜のデートが当たるというキャンペーン。さっそく応募した彼女、なんとその幸運を射止め、憧れのスターとのハリウッド・デートを楽しむことに。デートを終え田舎に戻った彼女の元に、なんと、彼女に本気で惚れてしまったスター、タッド・ハミルトンが姿を表す。はたして彼女の故意の行方は・・・

■感想
タッドハミルトンが嫌味なくカッコイイ。男前で金持ちでハリウッドスターにもかかわらず一度企画でデートしただけの田舎娘を本気で好きになるだろうか?まあありえないことなのだろうが、それを嫌味なく真実のようにに感じるのは演じている俳優の力が大きいのだろう。全てを標準以上にこなし、ハリウッドスターとなると高飛車で命令口調かと思いきや、タッドハミルトンに関しては怒った場面は一度も登場しない。あまりに完璧すぎてうそ臭いが、そのうそ臭さを感じさせない何かがある。

幼馴染みのスーパーの店長もタッドハミルトンに嫉妬しながら、結局は影ながら応援したりとものすごく青春ドラマにありがちな展開になっている。「ロージーを泣かしたら殴る」なんてのはあまりに王道すぎてわざとらしいのだが、本作に限ってはそれも許されるのだろう。

タッドハミルトンとロージーの恋愛に対して、これといって障害がないように感じるのだが、最後にはちょっとしたことでロージーが気づいてしまう。ちょっとロージーそりゃないよー。と思うのだが、結局はそれが良かったと最後に思うから不思議だ。後から考えるとかなり強引で不自然なところが多々あるのだが、それに気づかせないテンションの高さと勢いを感じた。この流れに乗ると、何の疑問を持つことも無く物語に入り込んでしまう。

最後はハッピーエンドで終わり、さわやかな後味だ。



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