2005.4.26 セリフ無しほのぼのアニメ 【ベルヴィル・ランデブー】
評価:3
■ヒトコト感想
変わった絵柄のアニメ。もしかしたら抵抗ある人もいるかもしれないが
慣れてくると、とても味があり本作にはこの絵柄しかないと思えてくるから不思議だ。
全編とおしてほとんどセリフらしきものがなく表情だけで物語を進めていく。
これがとてもマッチしていて、すばらしい作品に仕上がっている。
■ストーリー
内気で友達もできない孫のシャンビオンに三輪車を与えたおばあちゃん。
それをきっかけにシャンピオンはツールドフランスに出場するまでになるが
レース中マフィアにシャンピオンは連れ去られてしまった。
大事な孫を取り戻す為に犬のブルーノとおばあちゃんの大冒険が始まる。
■感想
絵も独特だが、セリフがほとんどない代わりに効果音がすばらしい。
何気ない車輪の音やページをめくる音、それらがより本作のホノボノとした暖かさを
生み出しているのだと思う。
この異様にデフォルメされた絵柄と効果音、ストーリー全てがマッチしている。
しかし、この絵はどこかで見たことがあると思ったら、ポンキッキの中でやっていた
微妙なアニメもこんな絵柄だったはず。
ストーりーはホノボノとした絵柄とはウラハラにかなり残酷な描写も多々ある。
アニメ独特の荒唐無稽な場面や、ありえないような展開もすべて飲み込んでしまう
ほどの物だ。
絵柄があわず、デフォルメされたキャラも嫌いならば、本作を静かな映画館で見れば
確実に眠ることができるでしょう。しかし、毛嫌いせずに見ると日本のアニメにはない
優れた部分が沢山あることに気が付くと思う。
それにしても公開当初はそれほど話題にはなっていないが、売り方をうまくすれば
日本でも絶対にヒットして、日本のアニメにも少なからず影響を与えたと思うんだけどなぁー。
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