トリプルX ネクストレベル


2006.4.27 スーツがキーポイントだ 【トリプルX ネクストレベル】

                     

評価:3

■ヒトコト感想
ストーンという新しいトリプルXが登場し、前作同様激しいアクションを繰り広げる。前作にくらべてちょっとコメディ的な要素が強いのは主役のタイプが明らかに違うからだろう。僕はどちらかというと前作の方が好みだったが、これもまあ、ありだと思う。しかし主役の華を比較すると前作の方があったような・・・。ちょっとウィル・スミスの出来損ないのような気がしてならなかった。

■ストーリー

前作で活躍していたシークレット・エージェント“トリプルX”が亡くなり、国家安全保障局のギボンヌは、かつて自分の部下でもあり、現在は刑務所にいるストーンを新しくエージェントとして起用。やがてストーンは国家転覆を狙う国防長官デッカートと対決していくことに……。

■感想
前作のヴィン・ディーゼルのイメージが強いせいか、バイクやスノボで激しいアクションを繰り広げるのかと思いきや、今回は車とスーツだ。(笑) 前作と同じ事をやってもしょうがないので、タイプが変わって良いと思うのだが、いまいち華がない。格好がつかないというのか、ストーンの身長が低いのが原因なのかもしれない。キボンヌやデッカートはもちろんのこと、女性と並んでも明らかに低い身長が見栄えを悪くしているのか。

そうは言っても、冒頭から始まるアクションの連続と、誰が真の黒幕かわからず二転三転するストーリーは非常に興味深い。そして重要な場面になるとかならずストーンがスーツに着替えるのも、キャラクター付けとしては間違っていないのだろう。しかし如何せん身長がないのでいまいち似合っていなかったが。ずんぐりむっくりとした印象はぬぐえない。

主人公が前作は白人、今回は黒人というのも大きな違いだろう。それによって作中に登場する小ネタ的なものも黒人ならでわになっている。どちらが好みかは見る人によって大きく分かれるだろう。確実に言えるのは前作も本作もアクション映画としてはかなり完成度が高いほうだと思う。映画館の大スクリーンで見たかった作品だ。



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