何の映画を見た時か忘れたが、上映前の予告でスナッチを始めて知った。
その予告の中でテンポ良い音楽と、流れる様な映像、
個性が強そうな様々なキャラクター、その全てが魅力的な物だった。

監督は、あのマドンナの旦那であるガイ・リッチィー。
ＤＶＤを買う時に前作とセットの物を買い、そこで始めて前作の
ロック、ストック＆トゥー・スモーキング・バレルズ
があるというのも知った。

割と出てくる俳優は、ぽろぽろと有名なビックネームが
出ているが、特に目立つようなことがない。
特にベネチオ・デルトロなどは前半で出番は終わりである。
そんな中でもブラピが出ているが、あくまで脇役扱い。
決して特別目立つ役とかは遣らせないみたいで、このへんが監督のこだわりを
感じる。

全編を通してスピード感があり、めまぐるしく場面が変わるが、
それでも観客を置いてけぼりにしないのは、やっぱり脚本がしっかりしているから
だと思う。
ところどころに残酷な描写があるが、それを音楽と雰囲気で打ち消しているし、
ギャグも無理なく、ちりばめられていて楽しく笑える作品にできあがっている。
僕は特に、全ての鍵になる犬がかなり気になっている＾＾

何となく、雰囲気が勢いがある時のタランティーノのような感じがするけど・・
一発屋の雰囲気も醸し出している。
ロック、ストック～とスナッチが良かったけど、最新作のスウェプト・アウェイ
はラジー賞を取るなどとあまり元気がない。

僕はかなりこの作品が好きなんだけど、それに共感できる人がすくない。
確かに中身は何もない映画かもしれないが、あの映像と音楽とテンポだけでも
かなり良い映画だと思うんだけど、それは僕だけか？？