サハラ 死の砂漠を脱出せよ


2005.7.20 砂漠冒険活劇 【サハラ 死の砂漠を脱出せよ】

                     

評価:3

■ヒトコト感想
タイトルからして砂漠なのだろう、しかし活躍する主役級の二人は海の男だ。 冒険物でありながらも疫病や環境問題などを絡め、ただのドンパチ冒険ものでは 終わっていない。アクションシーンもそれなりに激しくハラハラドキドキもするのだが、 ちょっと華がないような印象を受けた。 キャストは良いのにそう感じてしまうのは何故だろうか? 冒険ものとして見る分には安心してみることができるが、それ以外にプラスαが あるわけではない。

■ストーリー
南北戦争時に莫大な財宝とともに姿を消した鋼鉄艦テキサスを探す為マリに 入国するピット(マシュー・マコノヒー) 一方ナイジェリアでの奇妙な疫病の感染源がマリにあると判断したWHOの エヴァ・ロハス博士(ペネロペ・クルス)しかしマリでは内紛が勃発、 圧倒的権力をもつカジム将軍が国境を封鎖しえいる。 通常のルートでは入国できないなか、ビット達の冒険が始まる・・・

■感想
財宝探索ものということでナショナルトレジャーとかぶるのかと 思っていたがまったくの別物だった。 単純な冒険物ではなく、疫病や環境問題もからめ、 財宝探しだけでは薄っぺらくなりがちなものも様々な要因を絡めることで、 複雑でありながらも分かりやすく楽しい物語になっている。

勧善懲悪ものでものすごく分かりやすいのだが、その為に 予定調和的にハラハラドキドキする場面でもある程度先が読めてしまう、 見ている者を裏切るような驚きはないのだが、これが冒険アクションものとしての 王道なのだろう。

砂漠シーンが圧巻であり、高層ビル?の屋根の上でのアクションもすごいのだが、 肝心の宝の船のありかがとてもご都合主義であり、なんでそんな場所にあったのか ということや、今まで気がつかなかった理由がまったくなかった。 そのへんはとっぱらってアクション重視で見る分には十分に満足できる作品ではある。

スティーブが常に帽子に気をつかっているのが地味に笑えた。 なんでそんなにこだわるんだ!!(笑) キャラクターに個性があり、その個性がとても物語にいかされている。 インディージョーンズと似ているところもあるが、主要キャラクターは 本作のほうが優れていると感じた。

インディージョーンズ好きな人は見るとはまるだろう。



おしらせ

感想は下記メールアドレスへ
(*を@に変換)
pakusaou*yahoo.co.jp