2005.2.2 もうこのレベルは無理? 【ロック、ストック&ツー・スモーキング・バレルズ】
評価:3
■ヒトコト感想
流行すたりはあるだろうけど、その気になれば全ての作品がどこかで見たことがあるようなモノに見えてしまう。
パクリ?オマージュ?リスペクト? いろいろあるだろうが、僕がこの作品を見た後に全く同じ場面をCMで見た。
それはカジノで主人公がトランプを投げる場面をパクっていた。 それほど、一部の人には人気があったのかも。
この作品を見て、ガイ・リッチーはタランティーノに続くような才能の持ち主だと思ったし、 現に今でもそう思っている。できることなら初心に帰り、この作品を作った時の事を思い出しながら新作を作ってほしいものだ。
■感想
ギャンブルで負けた借金を返すためにギャングの金を盗む計画を立てた四人の若者、麻薬密売で儲けるマフィア、その麻薬を室内で栽培するグループ、そのグループから金を盗もうとするギャング。さまざまな事件が絡まりあって最後にはぴったりとルービックキューブが全面そろうようにシックリとくる。
それまでが複雑であればあるほど、最後にぴったりとおさまる所におさまるととても気持ちが良い。
音楽とテンポの良さで飽きさせずに見せることができ、いろいろな出来事が複雑に入り組む設定なのに見ている側からするとそれほど混乱しないのは脚本が良くできているからだろう。
キャラクターも秀逸で特にマフィアのボスがとぼけた顔をしながらとんでもないことをやってしまったり、頭の弱そうなお笑い芸人コンビ(どことなく出川哲朗を思い出した)風なセコイギャングだったりと、どこで見つけてくるのか知りたいくらいだ。
この作品を友達に紹介するには相手を見ないと僕の場合は結構不評だったりしのでちょっとションボリしたことがあった。
自分の好きな作品があまり受け入れられなくなるとその後の映画の趣味に関してお互いに遠慮がちになり、素直な意見が言えなくなる恐れがあるので、事前に受け入れられそうな人に進めた方がいいかも。
ニヤリと笑える感じがするし、その笑いが嫌みな笑いではなくバイオレンス風味たっぷりなんだが残酷な感じはしない、ジャンルは何?と聞かれたらちょっと迷ってしまうがコメディタッチのギャング映画と言ってしまうかもしれない。
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