レモニー・スニケットの世にも不幸な物語


2005.5.26 ハリー・ポッター風だが・・ 【レモニー・スニケットの世にも不幸な物語】

                     

評価:3

■ヒトコト感想
世にも不幸な物語、どのくらい不幸かというと確かに不幸なのだが、 世にも不幸な物語というほどたいそうな物ではない。 ハリー・ポッター風な雰囲気が漂いつつも、中身は出来損ないな ホームアローンという感じか。 レモニー・スニケットはただの語りべなんだ。

■ストーリー
ヴァイオレット、クラウス、サニーのボードレール三姉弟妹は裕福な両親に愛され 何不自由なく暮らしていた。ある日、海辺で遊んでいる3人のもとに、恐ろしい 知らせが届く。自宅が火事で全焼し、両親は焼け死んでしまった、というのだ。 両親が残した三姉弟妹の巨額な資産はヴァイオレットが成長するまで使えず、 身よりのない3人は遠縁の親戚オラフ伯爵(ジム・キャリー)が預かることに・・・

■感想
ジム・キャリーが嫌な親戚オラフ役を演じているが、とても良い感じに嫌な役なのだが、 どうにも表情等などから、どこかいい人な雰囲気が出ているのは気のせいか? 不幸の元凶がこのオラフ伯爵なのだが、ちょっとコミカルな感じがして そのせいでシリアス感は薄れている。だからそれほど不幸とは感じないのか?

全体的にハリー・ポッターのような雰囲気が漂いつつ、子供達のそれぞれの特徴を 活かして、ピンチを脱出している。 子供達で協力して大人達の魔の手から脱出しているところは、なんとなく ホームアローンのような感じだが、あれほど爽快感もなく、 大人達のやられっぷりも良くない。 もう少し、子供達それぞれの特徴をいかした攻撃で、激しくオラフ伯爵などが やられる姿が見たかった。

ミステリーの様相も少しはあるが、それはしょうもないものなので ミステリーとは思わない方がよいだろう。全体的に言えるのは子供向けで 不幸と言えども、最終的にはハッピーエンドなので 家族で見るのは最適かもしれない。

最初にCMを見たときは、ジム・キャリーが不幸な目に遭っているのかと思った。 彼は不幸な目に遭うキャラクターで、それが似合うという 先入観があった為だろう。



おしらせ

感想は下記メールアドレスへ
(*を@に変換)
pakusaou*yahoo.co.jp