2005.5.10 ダラダラと続く 【オールドボーイ ルーズ戦記】
■ヒトコト感想
映画を見る前に、まずは原作である漫画を読んでみようーという気持ちで読んだ。
前半は謎が深まるばかりで、なぜ?どうして?という気持ちが高まり
ミステリーとしても秀逸だ。
しかし後半から一転してダラダラと間延びしている感がある。
もしかしたら作者は終わらせたかったが、無理矢理伸ばされたとか?
もしくはオチにたどり着けなかったからか?
■ストーリー
謎の軟禁施設7.5階に10年間幽閉された男が、見えざる敵を追う!!
俺は誰かに恨まれていたのか?なぜ俺が監禁されるのか?
復讐心と探求心から体を鍛え、自分を監禁した相手を捜すが、
そこには数々の罠が張り巡らされていた・・・
■感想
見やすい絵ではないが、ストーリーにマッチしているようで良い。
前半部分(単行本だと3巻くらい)までは謎が小出しにされており
相手組織の全容も把握できなかったので、かなりミステリアスで
面白いのだが、後半になって途端にグダグダと長く感じた。
特に監禁した相手がはっきりしてからは、その動機の解明に奔走するのだが、
あまりに動機探しが長ったらしく、さらに後からドンドンキャラを出して、
なんとか物語を面白くしようと必死なのが伺える。
どうしても後付けの感は否めない。
恐らく原作者は最初にストーリーの大まかな流れを決めていたと思うが、
連載していくうちに人気がでたので編集サイドから無理矢理伸ばすように
言われたのか(ドラゴンボール方式ね)もしくは、単純にオチまでなかなか
たどり着けなかったのか、まあどちらにせよ、読んでいてすんなり予定通りに
進んだとは思えなかった。
最終的なオチにも納得できなかった。引っ張ったわりにはこんな物かというような
気持ちなった。前半部分は何が原因でそこまでするのかという気持ちで物語りに
緊張感を持たせていたが、その原因がこれでは・・・・。
前半部分が良かっただけにとてももったいないような気がした。
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