なぜ占い師は信用されるのか 


2006.5.26 占い師を色眼鏡で見る 【なぜ占い師は信用されるのか?裏コミュニケーション術「コールドリーディング」のすべて】

                     

評価:3

■ヒトコト感想
ビジネスに特化したコミュニケーション術があれば、占い師の手法を暴露するような怪しいコミュニケーション術もある。本作に出てくる事例は確かにわかりやすく、こうやれば相手を思うがままに操れそうな気がするがそれを実践するのは相当難しいだろう。実際にその場面に出くわしても、おそらくとっさに今回学んだことを実践できる人は少ないだろう。やはりそれは実践で養われた勘と経験と度胸なのだろうか。本作に出てくるテクニックを思うがままに操れればそうとうな人物になれると思った。

■ストーリー

「コールドリーディング」とは。占い師、霊能者、教祖、コンサルタント…などの「限られた人たち」が使ってきた、「話術」&「心理術」。「仕事・プライベートが思いのままになる」裏コミュニケーション術、または「新テクニック」集。

■感想
占い師に対する思いが変わってしまった。もし占いを受けることがあっても、常に相手を観察しどんなテクニックを使っているか、そんなことばかり気にしてしまいそうだ。占い師にとってはこれほどやりにくい客もいないだろう。天邪鬼な性格からどうしても相手の手法を見破りたくて躍起になってしまうかもしれない。

巧みな話術や心理術。文章に書かれて改めて示されると、あーっと納得できるのだが、それを自分の物にするにはそうとうな訓練が必要だろう。本書に書かれていることすべてをマスターするのは難しいので、幾つかあるテクニックの中で一番使いやすく、そして効果が高そうなものだけを心に留め、何かあればそれを使っていこうと思った。一つに絞らなければ、すぐに忘れてしまいそうだ。

小手先のテクニックだけでなく本当に重要なことは相手のことを思うこと、とあったがまさにそのとおりだと思った。顔にはでていないつもりでも、こちらが苦手と思った人には相手もこちらに良い印象はもっていないだろう。心から思うことの重要性も本書では語られている。しかし苦手な人を心から好きになるのは相当に難しい。そんな時には本書の
小手先のテクニックを使って円滑な人間関係を築くべきなのだろう。



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