浪花少年探偵団 東野圭吾


2005.7.30  関西弁全開だ! 【浪花少年探偵団】

                     
■ヒトコト感想
コテコテの関西弁で繰り広げられる物語。
関西弁に縁がない者としてはすんなりと物語に入れるかどうか不安であったが
それは杞憂に終わった。
純粋なミステリー小説としては微妙なのだが、丸顔の美人教師である
竹内しのぶとその教え子達が繰り広げる物語がとても面白い。
思わず笑いがこぼれそうになる場面もチラホラある楽しい作品だ。

■ストーリー
竹内しのぶ、25歳、独身、短大卒。大阪大路小学校6年5組担任の教師。
ちょっと見は丸顔の美人だが、口も早いし手も早い。
そのしのぶセンセのクラスの福島の父親が殺された。
事件解決のためにしのぶセンセと教え子探偵団が大活躍。
エリートの本間と刑事の新藤もしのぶをめぐって恋のさや当て大捜査戦。

■感想
関西弁に慣れていない自分にとっては小説として出てくる関西弁に違和感を
感じてしまうのではないかと心配であった。特に話し言葉などは違った印象を
受けてしまうと思っていたが、全然気にならなかった。
テレビなどで普通に関西弁を耳にすることがあるからなのだろうか、
特に意識することなく読み進めることができた。

ミステリー小説ではありがちの素人探偵が事件を解決するという
すでに昔から使い古されたものだが、本作はその部分よりも日常的な場面や
登場人物同士の関西独特の掛け合いがとても面白い
特に、しのぶの気を引こうとしている二人の男、本間と新藤に対する
教え子達の接し方や対応の仕方を見ているととても笑いがこみ上げている。

しかし、どうも気になるのが、しのぶが美人と描写されているが読んでいる間は
そんなイメージはわかなかった。どうしても話し言葉などでイメージしてしまうのは
関西弁全開で、バシバシ教え子達を叩いているとそのまま大阪のおばちゃんを
イメージしてしまった。これだけは僕の想像力の欠如なのだろう。

お決まりではあるが、最後に卒業と共にそれぞれの道へ旅立つ場面があるが
それはありきたりだがどうしても涙を誘われてしまう。
ベタベタの展開でも関西弁だとまた雰囲気が変わってくるのだろう。




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