2005.6.4 現在の負け犬にささげる 【モナリザ・スマイル】
														
                                 
            
            
            評価:3
            
															■ヒトコト感想
														ジュリア・ロバーツは綺麗だし、ちょっときつめな性格の役とかものすごく
														似合うと思う。本作でも女の自立を目指す生徒を教える美術教員なのだが、
														一貫した思想を持っている役で、ちょっとそれに違和感を感じた。
														多分これは僕が男だから感じたことなのかもしれない。
														何もそこまで強情にならなくても・・・と思った。
														
														■ストーリー
														1963年、名門女子大に助教授として就任したキャサリンは、大学の保守的な体質に驚く。
														いい教育を受けながらも、エリートの男性からのプロポーズこそ、
														女性の幸せだと信じる生徒たち。
														しかし、キャサリンの自立をうながす授業に影響を受ける生徒も現れるようになるが、
														彼女は恋人との別離など、私生活で岐路に立たされることに…。
														
														■感想
														何が女の幸せか、結婚が女の幸せって言う人も多いだろう。
														このことが保守的かどうかはおいといて、キャサリンは徹底してその考えを嫌っている
														ように感じた。
														改革するという意識から、かたくなにプロポーズを拒否したり、
														結婚する生徒達に厳しく接したり。
														まあ、わからなくもないが少し強引すぎる印象をもった。
														
														現代の日本では30代未婚女性は負け犬と言われているが、
														このころは今以上に負け犬には風当たりが強かったのだろう。
														そんな中でのキャサリンの行動にはものすごい信念を感じることができる。
														その信念に周りの生徒達が次第に感化されていくさまも
														見所かもしれない。
														
														エピソード的にモテない女の子の恋愛模様も描かれているが、
														根本は女の幸せは結婚という気持ちと、それを成し遂げられなかった
														前例が身近にいると、安心するというよりも焦りの方が強いのだろう。
														女の花は短いなんてことを言う人もいるが、結婚だけが女の幸せと
														思わない人にとってはその言葉は何の意味も持たない。
														
														結婚と仕事に悩む女の世界を描いた作品で、これは今の時代にも当てはまる
														ことだと思う。最後にはキャサリンに皆が共感する場面では
														さながら女金八先生のような雰囲気が流れていた。
														
															
            
            
            
          
          
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