2005.10.13 究極ダイエットだ 【マシニスト】
														
														
                                 
            
            
            評価:3
            
															■ヒトコト感想
														まず度肝を抜かれるのがクリスチャン・ベイルの30キロダイエット映像だ。
														あまりに痛々しく死ぬ直前ではないだろうかと思うほどにゲッソリとしている。
														その仕草や表情を見るだけで画面から痛々しさがあふれ出るようでありながら
														物語が進んでいくにつれてそれに慣れていくから不思議だ。
														ミステリアスな雰囲気とちょっとグロテスクな描写があり、受けつけない人もいるかもしれない。
														ストーリーも、まあありがちだが、クリスチャン・ベイルの姿を見る為だけに見ても
														良い作品かもしれない。
														
														■ストーリー
														1年間も不眠に悩まされている工場労働者トレバー・レズニック(クリスチャン・ベール)に
														正体不明の男アイバンがつきまとう。アイバンを気にしながら、
														トレバーは自分のミスで同僚の工場労働者の腕を切断させるような事故を起こしてしまう。
														それをきっかけに誇大妄想に取りつかれるようになったトレバーは、
														無味乾燥な現実と悪夢的な幻想の境目を夢遊病者のようにさまよう。
														彼の正気を支えてくれるのは、愛想のいい娼婦(ジェニファー・ジェイソン・リー)と
														空港のカフェで働くウェイトレス(アイタナ・サンチェス=ギヨン)だけ。
														トレバーの精神が限界に達し、崩壊寸前になったとき、彼の秘密が明らかになる…。
														
														■感想
														全体を通して暗い雰囲気であり、何か異常な事が起きていると思わざるおえない流れの中、
														トレバーに不思議な事が起きる。
														このミステリアスな雰囲気はとても好きなのだが、弱っている時に見ると、心の底から
																ジワジワと鬱な気持ちがわき起こるような、そんな雰囲気になってしまう。
														
														全体の雰囲気と共に奇妙な事件が起こり始めると、主人公のトレバーと共に
														見ている方もちょっとした混乱を覚えてしまう。
														おそらくそれが狙いでもあるのだろうが、所々に登場する、物語をよりミステリアスにするための
														小道具がいかにもな感じなのでちょっとそれに不自然さを感じてしまった。
														
														ショッキングな映像やグロテスクな場面が多々あり、目を背けたくなるような映像もある。
														恐らくここで拒絶反応をみせる人もいるだろう。
														結末まで不安定な雰囲気のまま突き進んでいるが、
														ある程度この手のミステリー作品を見たことがある人ならば途中でタネに気づいてしまう。
														しかし、そこで気づいたからと言って、物語の面白さが半減するわけでもなく
														最後まで集中して見ることができる作品だ。
														
														見終わってみると、割とありきたりな作品という印象はぬぐえないのだが
														この作品の印象を非凡な物にしているのはひとえにクリスチャン・ベールの30キロダイエットに他ならない。
														彼を見るだけでも価値ある作品だ。
														
															
															
            
            
            
          
          
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