自殺サークル


2004.12.31 チープな怖さ 【自殺サークル】
                     

評価:3

衝動借り、今まであまりマイナーな邦画は借りたことが
ないんだけど、今だになんで本作を借りたのか
わからない。

ネタバレありです。

冒頭から割とグロテスクというか
50人の女子高生が集団で電車に飛び込むという
気持ち悪いスタートから始まったが・・
生きた人間の生皮を剥いでつなぎ合わせたりと
グロテスクな場面が多々あり、
やっぱり低予算なのか、微妙にチープだったりする。

出てくる俳優陣が微妙に豪華で、永瀬正敏や石橋凌もでてくる。

リングや呪怨と同じような怖さかと思っていたら
どちらかというと催眠のような怖さだと思う。

それまで平然と楽しそうに話している高校生達が
突然、校舎の屋上から飛び降りたり、
何気なく生活している人々が、突然狂いだしたりと
その、光と影、陰と陽、急激に変化する人の
精神状態に怖さを感じた。

最終的に次々に人が自殺していく謎は解き明かされず
オチも特にない。
わざとそうしているのか、それとも良いオチがみつからなかったのかは
不明である。
人が自殺するのは恐らく精神的なことに行き着くと言いたいん
だろうけどそれを誘発しているのが、
子供、それも小学生くらいの子供達が先導しているというのに、
背筋が寒くなる思いをした。

何でもない言葉でも、抑揚無く延々と繰り返すだけで
かなり怖い
と思った。


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