ホステル


2007.2.3 エロとグロが蔓延 【ホステル】

                     

評価:3

■ヒトコト感想
前半はエロで、後半はこれでもかというような残酷描写。しかし肝心の拷問シーンは表情だけ見せてぼやかしている。さすがにすべてを大っぴらにしてしまうと観るに耐えない作品となってしまうからだろうか。人をジワジワと拷問しながら殺していくシーンでは痛さや辛さがこちらにまで伝わってくるほど激しいものだ。極めつけは結末間近に登場する日本人女性だろう。あの黄色い汁は何なんだ! 拷問の辛さから開放されると、あとはひたすら今までの鬱憤を晴らすように復讐の嵐である。このあたりで多少すっきりとするが、気分は落ちたままであるのは間違いない。

■ストーリー

刺激を求めバックパッカーをしながらヨーロッパを旅するアメリカ人大学生ジョッシュとパクストン。途中、旅先で意気投合したアイスランド人オリーも加わり、3人は各地の快楽街に入り浸る旅を続けていた。そんなとき、東欧の田舎町にある"ホステル"には、男達が求める快楽がすべて手に入るという噂を耳にする。期待を胸に3人はその噂の"ホステル"へ向かう。噂は本当だった。しかし、夢のような日々に溺れる3人に、驚愕の事実と想像を絶する恐怖が待ち受けているのだった・・・。

■感想
前半のエロ部分はまあありがちな若者の旅という感じだ。そこで仲間が消えていく。SMシーンがまるで今後の拷問シーンを暗示させるかのように象徴的に描かれている。ある意味、SMの行き着く先が拷問だと言えなくもない。合間合間にエロを交えながらグロが展開する。即物的な気持ち悪さを演出するあまり、普通に生首をだされてもなんだかそのシーンだけは滑稽に見えてしまった。

ジワジワとなぶり殺しにするシーンではドリルで体に穴を開けられる瞬間の映像はない。表情と音でその辛さを表現している。映像が切り替わるとぼろぼろに傷つけられた人物がいる。そこには理不尽さが充満している。その行動が当然のように平然と拷問を繰り広げる死刑囚のような人々には恐ろしさや異常さを感じるよりも怒りの方が強かった。その怒りの気分は最後の最後にすっきりとさせてくれる。もちろん、そのシーンもスプラッター全開で血が飛び散るのだが。

しかし、なんと言っても一番印象的なのは日本人の女性を拷問から助け出すシーンだろう。顔から垂れ下がった目を切る場面では、痛さを通り越してなんだか不思議なものを観ている気分になってしまった。ドロリと流れ出る黄色い汁を見たときは、ものすごいきれいな黄色をしていたので、なんだか絵の具の黄色を思い出してしまった。

強烈なシーンは多数登場する。13日の金曜日に通じるようなスプラッターホラーかもしれない。



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