ホステージ


2005.6.18 ダイハードの家庭版 【ホステージ】

                     

評価:3

■ヒトコト感想
ブルース・ウィルスは相変わらず救出物が好きだね
どうしてもダイハードのイメージがあり、それと比べるとチープに感じる。
家族愛をテーマにしているようなのだが、どうも説得力に欠ける。
親子や夫婦の不和原因が明確でないので、最後の感動も薄れてしまう。
悪くはないと思うが、よくもない。

■ストーリー
ジェフ・タリー(ブルース・ウィルス)は一年前まで一度たりとも失敗したことのない
LAPDの人質公証人だった。しかし、ある立てこもり事件に失敗したタリーは心に深い
傷を負い、LAPDの公証人という職を辞した。
ロスを去り小さな町の警察署長となったが、その町に大きな事件が進行しつつあった。
小高い丘の上に立つ豪邸に3人の若者たちが人質をとって立てこもったのだ・・・

■感想
初っぱなのタリーはショーン・コネリーばりのひげ面だった。
しかしひげを剃ると随分若くなる。髭に白髪が交じると途端に老けて見えるようだ。
そんな髭を剃ったタリーは警察署長になったといってもどうも情けないように見えた。
髭を剃ることにより落ち込んで都落ちしたってのが分かりやすくてよい。

親子関係や夫婦関係もうまくいっていないようだが、それがイマイチ説明不足なのでは
ないだろうか。娘は思春期特有の反抗だとも思えるし、妻との関係もなにが悪いのか
ちょっと説明不足だったような・・・。
それでいて3人の若者達の犯行動機も不明だ。
意味不明のままドンドン進んでしまい、後戻りできなくなったような感じだ。

親子愛がテーマになっているようだが、親子の絆とかいうよりも、単純に
ブルースウィルスのがんばりと、豪邸の子供が頑張っただけのような・・・。
子供がでかい豪邸の中で孤軍奮闘するあたり、ホームアローンにもかぶっている。

なんかものずごく支離滅裂になってしまったが、結局は人質交渉を個人的な理由で
引っかき回しただけのような気がする。
何もなく普通に他の人に任していれば、狙撃して終わりだったんじゃないのか??
しかし、それを言うと映画が成り立たない。

ダイハードの家庭版といったような感じだ。



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