2005.5.2 ジャッキーはジャッキーだ! 【香港国際警察】
評価:3
■ヒトコト感想
全盛期のジャッキーを見て育った者としては、衰えたジャッキーの姿を見たくはないという 思いから、本作を見るのは気が進まなかったが・・。
ちょっと感動してしまった。さすがに昔ほどアクションのキレはなくなっているが、 円熟味を増したすばらしい演技で十分昔を凌駕している。
アクションだけではなく、ストーリーも良くできている良作だ。
■ストーリー
ゲーム感覚で凶悪犯罪を続ける若者グループを追っていた香港警察の
チャン警部(ジャッキー・チェン)は、彼らの罠にはまり、部下たちを皆殺しにされてしまう。
失意のうちに生気を失い自暴自棄の日々を過ごす彼だったが、
新たな相棒シウホン(ニコラス・ツェー)が現れ、
やがて再び正義の心を取り戻していく……。
■感想
ポリスストーリーの最新作、ジャッキーの年齢に沿った形で出世したチャン警部が失意と苦悩する
作品。昔のアクションで楽しませる作品も良かったが、僕が大人になったというのもあるが、
アクション以外にもストーリーに重点を置かれているのがとてもよかった。
そろそろ50歳になろうかというジャッキーだが、若々しく、相変わらずの危険なスタントを
しているようで、それを若手と競っているような感じも受けた。
本作は人間同士の格闘よりも、カーアクション。主にバスでのアクションがすごかった。
マトリックスなどでもバスのアクションがあるがCG使いまくりの物とは明らかに違い
リアリティを感じた。そこまで危険なことはしていないはずなのだが、見ていると
かなり危なっかしくてハラハラしてしまう。
これもジャッキー映画の醍醐味だ。
序盤はジャッキーのこれでもかと言うくらいのリーダーシップを見せつけられるが、
中盤から後半にかけて、失意のヘロヘロ具合がかなり良い。
そのヘロヘロ部分がなんとなくコントしているウッチャンに見えて仕方が無かった。
うれしかったのが、
最後のスタッフロールでいつものNG集が流れたところだ。
小学生くらいの時には、ジャッキー映画に衝撃を受けつつも、最後のスタッフロールに
感動しながらNG集を見たのを思い出してしまった。
やはり、ジャッキーはジャッキーのままだった。
なつかしい・・。
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