2005.2.27 演技はすばらしい 【半落ち】
日本アカデミー賞最優秀作品賞をとったやつですね。
ってことで見たんだけど、正直微妙~~。
愛する妻を手にかけた元敏腕警部、彼が自首するまでの空白の2日間を追いかけるミステリー。
完全に自白させた状態を完落ち、中途半端を半落ちというらしい。
しょっぱなに出てくる取調べ刑事役に柴田恭平がでてくるが、どうしても
あぶない刑事のイメージで見てしまう。
その他にも多数の演技派俳優達がでてきてこれでもかというくらい名演を繰り広げるが、
なにかしっくりこない。
それはもしかしたら空白の2日間を追いかけるというストーリーのせいなのかもしれない。
実際問題、自分が殺したと自白した人物のその後の空白の2日間が重要だという流れになっているが、
ミステリーとして見てしまうと緊迫感にかけてしまいなかなか
ハラハラドキドキ感を持ってみることができなかった。
自白してるんだし、その後の行動をそこまで気にする必要があるのか?
また、あれだけマスコミが騒ぐのかも微妙な気がする。
その辺はリアリティーを求めてはいけないのかもしれないが・・・
ミステリーとして見るといまいちだが、感動や涙を誘う部分は沢山ある。
普通ならちょっと押し付けがましくなるところだが、俳優陣の完璧な演技で
とても自然に感動を味わうことができる。
アルツハイマー病の介護の辛さや、悲しさはとてもよく感じることができるが
自分にとって身近ではないので感情移入するのも難しかった。
ってことで、僕はまったく泣けなかったし、ほとんど感動もしなかった。
リアリティーを追求するには事件とその後の流れに不自然さを感じた、
かといって完全な虚構として見るにはインパクトが足りないような気がする。
原作は面白そうなので、今度読んでみようかな。
日本アカデミー賞を受賞したのは俳優陣の名演技のおかげか??
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