逆境ナイン


2007.4.5 超ポジティブシンキング! 【逆境ナイン】

                     

評価:3

■ヒトコト感想
ありえないような逆境に立ち向かう野球部キャプテン不屈。到底挽回できないようなことでも、その逆境を楽しむように変な方向に全力をだす不屈。お笑い要素満点でさすが漫画原作と思わせるビジュアルの面白さもある。しかしお笑い映画といって侮ってはならない。不屈が逆境に立ち向かう姿は見ている者に力を与える何かがある。M気質が陥るような逆境に対する喜び。そんな雰囲気さえ漂っているが、ポジティブに考える姿は見習うべきところだろう。ただのギャグとしてだけでなく、あきらめない力というものを与えてくれる作品だ。

■ストーリー

突然、校長から廃部を言い渡された全力学園野球部キャプテンの不屈。廃部をはね返すためには甲子園に行くしかない! かくして不屈による猛特訓が始まるが、不屈自身が右腕を負傷したり、ナインの面々が様々なトラブルに見舞われて出場が無理な状況になったりと様々な“逆境”が野球部の行く手を阻んでいく。はたして野球部の運命は?

■感想
あちこちにちりばめられているギャグが笑える。ありがちなシュールなギャグではなくそのものずばりを見せる純粋なギャグ。昔ながらのギャグといってもいいだろう。原作漫画が古いため、その影響なのだろうが、終始熱く、そして汗臭く、一昔前のスポコン漫画を踏襲している。さらにはそれらを逆手に取りながら現代風にアレンジされた場面も多数用意されている。昔と今の良い部分を統合したような形だ。

行く手を阻む逆境が、これまたくだらないものから絶対に解決できそうもないものまで多種多様だ。逆境がおとづれるたびに、キャプテンである不屈は熱くなってくる。実はこの熱くなる不屈の表情を見ていると、現実的にはありえないのだが何でもやっていけそうな気になるから不思議だ。不屈の逆境に比べた、今自分が悩んでいることはなんでもないことだ。不屈のように逆境に対して
前向きにポジティブに考えるべきだという気持ちになってくる。

特訓といえば雨の中で泥だらけになりながらタイヤを引く。ボロボロになりながらも最後まであきらめないその姿は、ギャグ映画といえども、観衆に与えるインパクトは大きい。何も考えずへらへら見てしまえばそれまでだが、逆境に立ち向かうというその心意気と熱さを感じ取ることができれば、不屈ほどとはいかないまでも、これから訪れるであろう様々な逆境に対しても、全力で立ち向かっていくことができるだろう。

なんだか、製作者の意図とは外れるかもしれないが、見終わるとやけにポジティブな気持ちになれた。



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