ゴーストライダー


2007.4.2 黄金バット的なビジュアル 【ゴーストライダー】

                     

評価:3

■ヒトコト感想
炎に包まれたドクロ。関係ないが黄金バットを思い出してしまった。悪魔に魂を引き渡しドクロに変身するジョニー。まず名前がジョニーというのがいかにもバイク乗りという感じで良い。ニコラス・ケイジの骨ばった体格も革ジャンを着て顔だけドクロになると、とても見栄えがする。まさにドクロそのものだ。バイクに乗ることにどれだけ重要性があるのかは微妙だが、炎に包まれたバイクに乗るドクロの映像は面白い。シリアス調だがドクロに変身する瞬間やニコラス・ケイジの表情にも面白さを感じてしまう。バイク好きと黄金バット世代にはお勧めかもしれない。

■ストーリー

17歳の曲芸バイカー、ジョニーは、父親の末期ガンを治す代償としてメフィストに魂を売り渡す契約をしてしまう。それから13年後、再びメフィストが現れ、ジョニーに魔界の反逆者ブラックハートを捕らえるように命令。「地獄バイク」に乗ってドクロに変身したジョニーは、炎を操る能力も身につけ、ブラックハートの一味と壮絶な戦いを繰り広げるのだった。

■感想
革ジャンにバイクで名前がジョニー。ステレオタイプのバイク乗りだ。そしてジョニーを演じるニコラス・ケイジがこれまた革ジャンがよく似合う。骨ばった体格がドクロを連想させるにはぴったりだ。もっと言えば、変身前と変身後もそんなに違いはないんじゃないだろうかと思えてしまう。それほど配役的にはぴったりだ。ただストーリー的にはごく普通。死をも恐れぬバイクスタンドを繰り返しながら、自分の身を守るために戦う。ほんの少しの恋愛模様も含めながら安定したアクション映画を繰り広げている。

ジョニーが変身して炎を操るならば、敵たちはそれぞれ自然の力を操る能力を持っている。そして激しい戦いが繰り広げられる。このあたりはごく普通のアクションだ。もうすこしバイク乗りということをアピールしてもよかったのではないかと感じた。ゴーストライダーというタイトルがつくとおりバイク好きなだけではなく、極端な話、バイクを曲芸のように駆使して戦うのかと思っていた。

炎に包まれバイクで走るシーンはスピード感抜群なのと、その奇妙なドクロで面白い映像であることは確かだ。結末間近に登場する馬と併走するシーンでは新旧の時代を感じると共に、バイクよりも馬の方がかっこいいなどと、本末転倒なことを思ってしまった。

ニコラス・ケイジのファンならば見て損はないと思う。あとはバイク好きか。もしかしたらバイク好きでも辛いかもしれない。



おしらせ

感想は下記メールアドレスへ
(*を@に変換)
pakusaou*yahoo.co.jp