ファンタスティック・フォー


2005.9.22 超能力の映像化がすごい 【ファンタスティック・フォー】

                     

評価:3

■ヒトコト感想
レイザーラモンHGの「フォー!」って叫びをすぐに連想してしまう僕はミーハーなのだろう。
最新技術を駆使した超能力の映像化はとてもすばらしく
特に炎などは今までにないような表現の仕方だと思った。
それぞれの超能力がとても個性的であり、応用も利く能力だろう。
ゴム人間などはどうしてもジャンプで連載中のワンピースのルフィーを思い起こしてしまい、
パクリかと一瞬思ったが、独自の戦い方をしていたのでそれは取り越し苦労だろう。
視覚的に分かりやすい能力で戦うので見ていて爽快感があるのだが、悪役が
悪の道に入る理由がイマイチ不明確だった。

■ストーリー
天才科学者リードと、彼の昔の恋人で女性科学者のスー・ストーム。スーの弟でパイロットのジョニー、
リードの親友のベンはスーの現在の恋人で野心的な実業家ビクターの援助を受けて、
人類の進化を解明する為の宇宙実験を実施する。
しかし、計算外に早くやってきて宇宙雲の高エネルギー光線を浴びたことにより、
DNAが変化した彼らは人間を超えた力を授かる。一方、実験の失敗で、名声と資産を無くしたビクターの
体にも変化が訪れ、喪失感の中で、仲間を恨み、邪悪な存在になっていく。

■感想
この手の映画を見ると、自分だったらこんな能力がほしいとか思ってしまう、
しかし超能力を得たものたち全てが幸せになるわけではない、ほとんどが不幸せになるのだろう。
その証拠に本作でも一部を除いて、元の自分に戻ろうとしている。
特にベンは容姿が丸ごと変わってしまい、周りから怖がられ、妻からは逃げられと散々である。

そのベンが人に怖がられながらも、人助けをし、周りから賞賛される場面では
わかっていることだが、なんかちょっとウルウルときてしまった
こんな感じで王道を行くのも分かりやすく心に響いた。

物語はテンポ良く進み、余計な部分ははしょっているためにわかりにくい部分のあるかもしれないが
本作はストーリーの細部にこだわるのではなく、超能力を駆使した人助けや戦いを見て
楽しむ作品だろう。

ベンは突然変身したのに、なぜビクターは徐々に変身したのだろうとか、他のメンバーは
表面上変化がないのはなぜだろう?とか思ってはいけない。
純粋にジョニーの炎を出しながら飛ぶ姿を見て、すごい!と思いながら楽しむべきだ。

如何にもこのあと続編がありますよというような終わり方であり、
結局なんにもかわってないんじゃないの?ってことは気にしてはいけない。
次回の続編ではおそらくまた新たな能力を持ったキャラクターが登場し、ファンタスティックフォーとの
いろいろな絡みを見せてくれるだろうから。



おしらせ

感想は下記メールアドレスへ
(*を@に変換)
pakusaou*yahoo.co.jp