ドッジボール


2005.4.30 おバカコメディーだ 【ドッジボール】

                     

評価:3

■ヒトコト感想
スポーツ物というと、監督が個性豊かなメンバーの弱小チームをいざこざがありながら
まとめ上げ、最終的には大会優勝まで導くというのが定番にあるが・・・。
本作も基本はその路線なのだが、メインはおバカコメディーだ。
下ネタ、ブラックネタなんでもありのお笑い映画。
単純に誰でもわかるネタで、にやりと笑わせる。
見終わって何かが残ると言うのはないが、楽しい時間をすごせる。

■ストーリー
ピーター(ヴィンス・ヴォーン)のジムは30日以内に5万ドルを支払わないと
大盛況のジムを経営しているホワイト(ベン・スティラー)に買収されてしまう。
そこでピーターはジムの個性はじけるメンバーと共に「ラスベガスのドッジボール大会に
出場して、優勝賞金の5万ドルをゲットすればいいじゃん」ということで、不動産専門の
女弁護士と、かつてのカリスマ選手だったという謎のコーチと共に優勝を目指す。
その計画を知ったホワイトも精鋭メンバーで参加することになるのだが・・・

■感想
まず、普通に笑える。基本的にギャグが全てブラックで何でもありのところが
さらにバカバカしさを増大させている。
普通のスポーツ感動物と思って見るとかなり期待はずれなので、最初から
コメディーということで見たほうが良い。

普通に考えると絶対に勝ち残れないはずのトーナメントも、何の説得力も無しに
勝ち上がってしまう。さらに対戦相手がまたブラックな楽しいチームで一杯だ。
勝ち上がって行く中で障害としてコーチがあっさりと死んでしまうのだが
それに対してチームメンバーは特に悲しまない(笑)
死に方もめちゃくちゃあっさりしてる。
この辺からも感動させようなんて気持ちは微塵も無いことが分かる。

基本的にドッジボールのルールが日本でなじみのあるルールとは違い
独特なので、戦いがよりドラマチックになり、一発逆転もありえるので
映画としては使いやすい題材だったのかもしれない。

豪快で大味、にやりと笑えるような作品。
しかし、本作をわざわざ映画館で見る必要はない。レンタルで十分だろう。



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