ドーン・オブ・ザ・デッド


2005.9.14 ゾンビの全力疾走! 【ドーン・オブ・ザ・デッド】

                     

評価:3

■ヒトコト感想
ジョージ・A・ロメロ作品のリメイク。基本は同じなのだがグロテスクさは減少し
恐怖感も減少している。しかしスピード感は抜群だ。
なにせ、あのゆっくりヒタヒタと忍びよる恐怖から、ゾンビ自体が運動会で
短距離走を全力疾走する小学生並みに、必死に走って向かってくる。
イメージとあまりに違うので、そのギャップに笑いがこみ上げる。
ゾンビの必死の全力疾走が見たい人には必見だ。

■ストーリー
平和な日常のある日、突然隣人や家族がゾンビとなり襲ってくる。
彼らに噛まれた者達は、またたく間にゾンビになってしまう。
アナ(サラ・ポーリー)達は無法地帯となった町の巨大ショッピングモールへと立てこもる。
現代人が生活する上での全ての日常品が揃う巨大ショッピング・モールを舞台に
迫り来るゾンビの恐怖から逃れた一行が、最後の砦としてゾンビとの攻防を繰り広げる・・・。

■感想
ある程度確立された作品のリメイクはなかなか難しいと思うが、本作は割とうまくいっている方だと思う。
特にゾンビに関しては、恐怖感は多少薄れるにしても、迫り来る恐怖やゾンビに捕まった場合の
悲劇を臭わせるよりも、ゾンビとの対決に焦点を当て緊迫感を保っている。
ゾンビのスピード感は抜群で、そこまで必死に飛びついてきてもやることといったら
ちょっとかみつく程度であり、人間の肉をぐちゃぐちゃ食べるというような描写はほとんどない。
捕まった場合の恐怖よりも、捕まるまでの恐怖の方が大きい。

巨大ショッピングモールに立てこもった人間達の緊張感の無さはゾンビの恐怖と対比し
メリハリがきいていてよい。
最初は悪役だったショッピングモールを占拠していた男達も、いつの間にか協力的になり
一丸となってゾンビと戦っていく。
基本的に異質な人物がいないので、皆仲良く協力している。
この辺でも下手な人間関係で焦点をぼやかせることなく、メインのゾンビとの対決に
集中させたかったのだろう。

大量のゾンビ達の中にトラックで突っ込む場面は爽快であるが、
雪道でスタックするがごとくゾンビ達に囲まれて前に進めなくなる場面は絶望感でイッパイになる。
単純にショッピングモールの屋上からライフルで一匹づつ始末していけば、倒せるんじゃないかと
思っていたが、想像を絶する数のゾンビ達が集まっていた。

ラストはハンディカメラでの映像から想像するしかないのだが、おそらくハッピーエンドでは
ないだろう。僕としてはこの映像はなしで人類に対して希望を持たせてくれても良かったのでは
ないかと思った。



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